第12回 議事要旨
- 更新日
日時:平成23年3月23日(水)14:30~16:00
場所:大田区大森西特別出張所
討議状況写真
I.議事次第
- 委員交代に伴う委員紹介
- 座長選出
- 議題
- (1)これまでの開催経緯について(事務局)
- (2)内川護岸耐震補強工事について(二建)
- (3)内川上流部の護岸補修工事について(大田区)
- その他(話題提供他)
配付資料
- 第12回 内川流域連絡会 会次第
- 資料1 座席表
- 資料2 内川流域連絡会開催経緯
- 資料3 内川流域連絡会設置要綱
- 資料4 内川流域連絡会委員名簿(平成22年3月現在)
- 資料5 内川護岸耐震補強工事箇所図(東京都)
- 資料6 内川護岸補修工事(大田区)
- 参考資料1 流域及び河川の概要
- 参考資料2 内川案内図(上流から大森橋)
- 参考資料3 内川案内図(大森橋から河口)
- 大田区の窓口(都市基盤整備課長)との協議第3回順延の報告
- 北沢川緑道“ふれあいの水辺”
II.議事概要
1.新委員紹介
住民側、町会の委員の交代に伴う新委員の紹介
- 都民委員
-
石井委員(大森本町二丁目新地町会会長)
渡部委員(新井宿地区自治会連合会会長)
濱委員(大森三丁目連合町会会長)
行政の代表委員の交代に伴う新委員の紹介
- 行政委員
-
小出委員(大田区都市基盤整備部 建設工事課 道路公園工事担当課長)
佐々木委員(大田区地域振興部 大森西特別出張所)
新井委員(東京都環境局 自然環境部 水環境課長)
蛭間委員(東京都建設局 河川部副参事)
原島委員(東京都建設局 第二建設事務所工事課長)
今回の出席者
- 都民委員:
- 町会等の団体代表の委員5名、流域住民の委員2名、計7名。
- 行政委員:
-
東京都建設局河川部、東京都第二建設事務所、大田区都市基盤整備部、
大田区地域振興部、計4名。 - 事務局:
- 東京都第二建設事務所工事課
2.座長選出
宮本委員(大森沢田西町会長)を事務局の推薦により、昨年に引き続き座長に選出。
3.議題
(1)これまでの開催経緯について
- (事務局)
- 内川流域連絡会は、内川を流域に親しめる川とし、住民と行政が協働で川づくりを進めるために、地域住民そして内川に関心を持つ団体と行政が、情報や意見交換をする場として平成12年の11月に設置されました。毎年1回程度、前回までに11回実施し、平成18年の1月に河川整備の骨格となる内川河川整備基本方針、そして内川河川整備計画を作成しました。前回は内川耐震補強工事の実施状況、上流部の護岸補強工事についての意見交換を行いました。
(2)内川護岸耐震補強工事について
- ○第二建設事務所工事課
- この事業については、内川の護岸が戦前につくられたもので、かなり老朽化して一部壊れたことから、平成17年に耐震補強工事事業として着手しました。まずは老朽化の著しい新橋から内川橋の工事に入り、昨年までに全区間(内川水門から大森橋まで)約500mの工事が完了しました。護岸については、既設護岸の前面に新しく地震に強い護岸をつくり、大田区が新たに遊歩道を整備しました。また、新興化学という会社の前に、以前からある干潟を保護する形で、環境護岸をつくっています。環境護岸は、地元の大森東小学校の総合学習の一環としての環境学習の場で、河川環境を学んでもらいたいという趣旨で、水辺に降りられる構造になっています。
意見交換
- (都民委員)
- 内川護岸耐震補強工事(新橋下流その2)について、若干工事が遅れたようですが、その原因を教えて下さい。
- (事務局)
- 工事を始めるにあたり開催した説明会で、地域の方から、計画の予定区間でなかった新橋のすぐ下流、両岸で21m区間の護岸もかなり老朽化しているので、整備してほしいという強い要望があり、急遽工事を追加したことにより、半年ほど完成が伸びました。
- (都民委員)
- 新しく作った護岸より、昔の護岸の高さが高いのはなぜですか?
- (行政委員)
- 現在、内川水門のシステムは、ある一定水位になると水門を閉め、川に水が溜まると、排水機場で、ポンプで強制的に排水するシステムになっています。ポンプで排水する水位が、新しい護岸より50cm低い水位で設定しているため、水位が護岸を超えることはありません。前の護岸が高いのは、水門排水機場がない時代の護岸で、高潮が来たときには、護岸だけで対応していたためです。
- (都民委員)
- 川と下水道の両方が内川流域における治水の役割を担っているので、下水道局の方にもここに加わって頂き、最新の情報や今後の対応について説明をして頂ければと思います。
- (都民委員)
- 内川の護岸の補強について今後の事を伺いたいと思います。
- (行政委員)
- 大森第八中学校及び開桜小学校以外の部分についての今後の施工予定は、整備計画はありますが、施工時期は未定です。今後、護岸の老朽化の状況などを勘案して、施工していきます。
- (都民委員)
- それは十分に今のままで対応できるということですか?
- (行政委員)
- 大森橋より上流部については、護岸の構造上、耐震対策を行なわなくても大丈夫なエリアとなっています。
- (行政委員)
- 今の補足で、国道より上流側は、河川環境の改善のために歩行者の歩ける空間を確保するなどの工夫を凝らすことをやっています。また地元の大田区と連携をとり、内川の治水や環境についての事業を引き続き進めていきます。
(3)内川上流部の護岸補修工事について
- ○大田区都市基盤部建設工事課
- 昨年の10月から、大森八中の前の所で、内川の護岸補修工事を行い、今月3月上旬に今年度分を竣工しました。平成23年度には、残った部分について五之橋まで工事を実施する予定です。最終的な形については、開桜小学校の前のような形になります。平成24年度に行う道路関係工事は、散策ができるようなベンチの設置や、植樹を行う予定です。
意見交換
- (都民委員)
- 護岸工事の時にヘドロも一緒に処理していますか?
- (行政委員 大田区)
- 掘削をするので、結果的に溜まったヘドロ部分を吸い上げて、除去はしています。
4.その他(話題提供他)
- (都民委員)
- 東京都交通局が車両工場として使用していた所の旧内川水路敷にせせらぎを復活しようということで、大田区の都市基盤整備課と話をし、実際に取り組むことになりました。内川上流にせせらぎをということで、是非流域連絡会の方々にもご理解頂き、またお力添えを頂きたいと思います。
- (都民委員)
- 旧内川水路敷にせせらぎを復活させたいという話がでましたが、これは内川の源流域なので、ぜひ協力したいと思います。
- (都民委員)
- 内川水門の下にある三角島を、東京都か大田区が買い取り、ふるさとの浜辺公園の一部にしていただきたいと思います。
- (都民委員)
- 三角島に東京都のポンプ場を作る計画がありますが、それは今どういう話になっていますか。
- (行政委員 大田区)
- 区民の皆さんから「なんとかならないか」という声をたくさん頂いていて、所有者に話はしていますが、それ以後の進展状況については分かりません。
- (都民委員)
- この三角島は下水道局の所有地ですから、下水道の話と先ほどの三角島の話も含めて、次回からは下水道局の方にも参加して説明頂ければと思います。
- (行政委員)
- 流域委員の方から下水道局への参加の要望がありましたが、事務局の方と色々相談をしながら、対応を進めていきたいと思っております。ただ、下水道局も、色々な部署があるので、できれば流域連絡会の前に、聞きたいことの意見を集約して頂ければと思います。それで、どの部署のどの人が適切なのか判断して、下水道局への対応も考えたいと思います。
- (都民委員)
- 震災が起きた場合にトイレが使えなくなり、汚物を始末する場所に困って、内川に投げ込まれる心配がありますが、それについてはどうお考えですか。
- (行政委員 大田区)
- 今ここでコメント出来ませんが、意見は防災課に伝えます。
- (行政委員 大田区)
- 川に汚物を投げ込むことが出来ないような、皆さんに親しんでもらえるきれいな川にしていきたいと思います。なお、震災時のトイレ対策は、下水道局で進めています。
- (事務局)
- 次回13回は、平成23年度に実施する予定ですが、先ほどの下水道の関連は内部で調整して、対応していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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