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公園が提供するゆたかな「緑」、広々とした「広場」、そして「青空」はレクリエーションの場としてかげかえのないものであり、景観にうるおいを与えるものです。
さらに、公園を構成する植物は大気を浄化する役目を果たし、広場は災害時の避難場所として機能します。
また公園は、すぐれた自然の景観を保護する役割も果たしています。
公園の現状
都立の都市公園は、令和5年4月1日現在で83ヵ所、約2,056ヘクタールあります。東京都内にはこのほか区市町村立の都市公園や児童遊園、東京港の埋め立て地に造られた海上公園など、都市公園と同様の働きをもつものも数多くあります。これらすべてを合わせると、都内の公園は12,110ヵ所、約8,076ヘクタール(令和5年4月1日現在)で、都民1人当たり約5.74㎡になります。
また、これらの公園のほか、多摩や島しょを中心として自然公園が広がっています。すぐれた自然の風景地を保護し、利用できるようにしたものです。
都立公園の管理
都立公園の整備
東京都の公園は外国の諸都市と比べても、まだまだ不足しています。公園面積を計画的かつ効率的に増やすため、都市計画決定されている公園・緑地について優先的に事業を進める区域を設定し、水と緑の骨格軸を形成し緑の拠点となる都立公園の拡張整備を進めています。
また、防災計画などに位置付けのある都立公園の機能強化、文化財庭園における復元や修復などを推進し、歴史的文化遺産を次世代に継承する事業を推進しています。
整備状況
都立公園は地域防災計画において、避難場所や救出救助の活動拠点とされるなど、震災対策において重要な役割を担っています。都立公園の新規整備を進めると同時に、既存の公園の防災機能を向上させる整備や、老朽化施設の改修、建築物の耐震化等の事業を進めています。
また、都立公園では、障がいの有無に関わらず、子ども達が安全に遊ぶことができる遊び場の整備に取り組んでいます。これまでに砧公園の「みんなのひろば」や、府中の森公園の「もり公園にじいろ広場」がそれぞれオープンしました。東京2020大会の競技会場や練習会場となった夢の島公園等では、大会の実施に当たり、多言語対応のサイン整備や園路のバリアフリー化を行いました。今後、その他の都立公園においてもバリアフリー対策の充実等を図っていきます。
東京都都市公園制度制定150周年記念事業
明治6(1873)年1月15日の太政官布達第16号により、日本における都市公園制度がスタートし、同年に最初の都立公園となる上野公園と芝公園が開園しました。
太政官布達により都立公園が開園して150年を迎えた記念の年である令和5(2023)年、東京都では、これまでの都立公園の歴史や果たしてきた役割を振り返りつつ、公園の魅力を発信し、更なる発展を図る機会となるよう、国や関係団体と連携しながら「東京都都市公園制度制定150周年記念事業」を実施しました。
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