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都立公園には江戸から続く歴史と文化が蓄積した貴重な遺産で、国及び東京都の文化財指定を受けている庭園が9箇所あります。いずれも我が国を代表する名園です。
庭園技術の継承を図りながら維持管理を行うとともに、庭園の魅力を高め、より多くの方々に楽しんでいただけるよう、正月開園や春や夏の開園時間の延長、桜や紅葉時期のライトアップ、紅葉めぐりスタンプラリーなどを実施しています。
平成28年度からは浜離宮恩賜庭園内の見所を音声や映像で分かりやすく提供する、5言語6種類対応の都立公園散策アプリ「Tokyo Parks Navi(東京パークスナビ)」のサービスを開始しました。
国の特別名勝と特別史跡に指定されている浜離宮恩賜庭園と小石川後楽園では、江戸時代の大名庭園の復元を進めています。
浜離宮恩賜庭園では、江戸時代の大名庭園の姿をよみがえらせ、江戸文化を実感できるよう、戦災等で焼失した「茶屋」群などの復元を行っており、「松の御茶屋」、「燕の御茶屋」に続き、平成28年度より「鷹の御茶屋」の復元を進めています。
小石川後楽園では、戦災後の修復以来となる庭園全域を対象とした復元事業に着手しており、琵琶湖を模し、庭の中心的な景色を造り出している「大泉水」の修復を行っています。また、平成24年度「円月橋」、平成25年度「得仁堂」「九八屋」「丸屋」、平成26年度には、「石橋」「赤門」の修復が完了するなど建築物等の修復工事を継続して行っています。
東京都における文化財庭園の保存活用計画等
建設局は、都立庭園の適切な保存、復旧、復元等に取り組むために、平成16年度に「東京都における文化財庭園の保存管理計画」を策定し、遺構調査や史資料調査、護岸改修や御茶屋の復元等の整備を着実に進めてきました。
また、文化財指定の変更に合わせて、平成19年、22年度に保存管理計画を一部改定してきました。
平成29年3月、社会情勢の変化や文化庁の施策の動向等を踏まえ、平成22年度の計画を改定し、「東京都における文化財庭園の保存活用計画(共通編)」を策定しました。また、各庭園の歴史的経緯や周辺の動向等を反映した、庭園ごとの保存活用計画の策定を進めています。
今後、本計画に基づき、整備計画を作成する等により、計画的に修復、復元等の整備や活用方策に取り組み、より多くの人々に楽しんでいただけるよう庭園の魅力アップに努めていきます。
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