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公園緑地の事業
東京都のみどり施策は環境、文化、産業、まちづくりなど多様な側面を持ちます。公園緑地部では、都市公園、地域制緑地(風致地区など)、霊園、街路樹を所管しています。都市公園の中には所管事項として、一般的な開放型の公園のほか、文化財庭園や、都市公園施設としての植物園、動物園、水族園、公会堂、および霊園行政の一環として葬儀所、火葬場が包含されます。
これらの公園・緑地のみどりは、都民にやすらぎ・レクリエーションの場を提供し、都市に季節感などの潤いや風格を与えるだけでなく、地球温暖化対策や、ヒートアイランド現象の緩和や生物の生息地の保全などによる都市環境の改善に加えて、発災時の救援部隊の活動拠点や避難場所となるなど防災空間の確保による安心・安全な都民生活の実現などに重要な役割を果たし、成熟都市東京にとって必要不可欠な存在となっております。
詳細は東京都都市公園制度制定150周年記念特設サイトをご覧ください。
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都立公園Q&A
- ※建設局所管以外の公園
東京都の公園(公園の計画・管理・整備)
公園が提供するゆたかな「緑」、広々とした「広場」、そして「青空」はレクリエーションの場としてかけがえのないものであり、景観にうるおいを与えるものです。
さらに、公園を構成する植物は大気を浄化する役目を果たし、広場は災害時の避難場所として機能します。また公園は、すぐれた自然の景観を保護する役割も果たしています。
公園には都市公園法に基づく「都市公園」とそれに準ずる都市公園以外の公園のほか、自然公園法に基づく「自然公園」があります。
庭園
東京都が管理する都立庭園は、都内に9庭園あります。これら庭園には、江戸時代に誕生した大名の庭園、江戸時代の裕福な町人の庭園、明治・大正以降の近代の庭園などがあり、その成り立ちや立地など様々です。いずれも国または東京都の文化財指定を受けている我が国を代表する名園です。
正月開園、春や夏の開園時間の延長、桜や紅葉時期のライトアップなど様々な取組を実施するとともに、庭園の維持管理を通して技術継承を図っています。
平成29年3月、「東京都における文化財庭園の保存活用計画(共通編)」を策定しました。今後、本計画に基づき、各庭園の保存活用計画を順次策定し、計画的に修復、復元等の整備や活用方策に取り組み、より多くの人々に楽しんでいただけるよう庭園の魅力アップに努めていきます。
動物園・水族園
明治15年に日本で最初に開園した恩賜上野動物園や、世界に先駆けてサファリ形式を導入した多摩動物公園、日本産動物を中心に身近な動物とふれあえる井の頭自然文化園、大型水族館ブームのきっかけとなった葛西臨海水族園など、都立動物園・水族園は日本の動物園・水族館をリードしてきました。
令和3年4月からは、建設局所管の4園に環境局所管の大島公園動物園を加えた5園を対象とした「第2次都立動物園マスタープラン」に基づき、各園の立地環境や特色等に応じた取組を進め、人と動物がともに生きていくことの大切さを未来に引き継ぐメッセージを備えた、魅力あふれる新たな動物園・水族園をつくり出していきます。
植物園
植物園では、楽しみながら植物に関する知識や、植物と人間の生活・文化とのかかわりを学ぶことができるよう工夫をしています。
霊園
都立霊園は8箇所あり、使用者数は約30万4千人で、約144万体の遺骨が眠っています。(令和6年4月現在)。
都立霊園の人気は高く、応募倍率は依然高い状況にあるため、無縁墓所の整理促進や小区画化した墓地、集合墓地の供給により供給数の確保を図っています。また、時代や都民意識の変化に伴う、様々な墓地需要に応え、新型式墓地の供給に努めています。
都立の葬儀所は、青山葬儀所と、火葬施設としての瑞江葬儀所の2箇所があります。
青山葬儀所は、施設の老朽化が顕著となったため、令和3年4月から施設の使用を休止しています。
道路の緑化
道路の緑には、人にうるおいや安らぎを与えるほか、都市環境の改善、美しい都市景観の創出、安全で円滑な交通への寄与、災害時の火災などから都民を守る防災機能など、様々な役割があります。
東京都が管理する道路全長約2,373㎞(令和3年4月1日現在)のうち、街路樹の植栽延長は約1,371㎞、中央分離帯や交通島などの道路緑地は約231haあります。