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第2回 横十間川底質関連対策検討会 要旨

更新日

日時:平成15年12月16日(火) 13:30~16:45
場所:現場視察(横十間川の神明橋から錦糸橋まで左岸沿いを徒歩により視察した)
会議(江東区教育センター内会議室)

<議事要旨>

1.事務局からの説明

1)第1回横十間川底質関連対策検討会の議事内容の確認

  • 追加調査は、高濃度範囲の絞り込み、汚染の平面方向・鉛直方向の分布、堆積土砂の厚さの確認に主眼を置き調査を行った。また、分析方法では簡易法を用いてダイオキシン類の調査地点数を増やした。
  • 魚類(ハゼ)におけるダイオキシン類の含有量調査は魚を採捕できず、分析が行えなかった。再度、来年、この調査を行うこととした。

2)現地追加調査結果について

  • ダイオキシン類の調査結果では、表層部分で最大5,200pg-TEQ/gであった。範囲は 天神橋の下流付近の右岸(西側)付近であった。
  • 堆積土砂より深い範囲では、ダイオキシン類の汚染はないことがわかった。
  • 対策底質量は、全体で約36,000m3、このうち1,000 pg-TEQ/g超過範囲は約100m3と推計される。
  • 高濃度範囲とその他の範囲では、異性体の構成から汚染の原因が異なることがわかった。

3)対策手法・工法の検討について

  • 1,000 pg-TEQ/g超過範囲については、早急に対策を取ることを前提として、今後、具体的な方法を検討し、150pg-TEQ/gを超過し1,000 pg-TEQ/g以下の範囲については、将来実施する予定の 横十間川の河道整備に合わせて行う。

4)モニタリング調査(案)について

  • 今回は国土交通省策定の「河川・湖沼等における底質ダイオキシン類対策マニュアル(案)」に準じた計画案を提示しているが、詳細なモニタリング調査の計画については、今後、具体的な対策工法が決定してから策定する。

5)既存資料の整理(ダイオキシン類調査、しゅんせつ実績)について

  • 江東内部河川全体では底質ダイオキシン類濃度が環境基準値(150 pg-TEQ/g)を超えた箇所がいくつか見られたが、毎年連続して環境基準値を超過している箇所は横十間川の天神橋のみであった。
  • 横十間川では昭和43年と昭和61年に維持しゅんせつ(河道確保のためのしゅんせつ)を行った。

以上、事務局から説明し、了承された。

2.委員の主な意見

  • 150pg-TEQ/gを超過し1,000 pg-TEQ/g以下の範囲の対策については、横十間川の河道整備時期を早めることができないかを検討すべきである。

お問い合わせ

河川部計画課環境計画担当係
03-5320-5425

記事ID:017-001-20240710-002136