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河川空間のオープン化(利活用の推進)

 平成23年に河川空間の利活用に関する規制が緩和され、営業活動を行う民間事業者等による河川敷地の占用が可能となりました。これによって、水辺のオープンカフェや川床、イベント広場などによる多様な利活用が進められ、魅力的な水辺空間が誕生しています。
 都では、より多くの皆様に、ゆったりとして気持ちの良い河川空間を居心地良く過ごしていただくために、河川空間のオープン化を推進しています。

河川空間のオープン化とは?

 河川空間の利用に係る規則(河川敷地占用許可準則)が緩和され、地域の合意を得たうえで、民間事業者による営利活動等の利用が可能となりました。このことを「河川空間のオープン化」と言い、ミズベリングや水辺で乾杯等の取組によって、オープン化の取組が全国的に展開されています。全国での取組状況については、河川空間のオープン化活用事例集(下記リンク)から、ご確認ください。
 東京都においても、地元自治体の発意等を踏まえた河川空間のオープン化を進めており、平成25年には、台東区の隅田川沿いに水辺のオープンカフェが誕生しました。また、この年には、学識経験者等による「新たな水辺整備のあり方検討会」(座長 日本大学 岸井隆幸教授)を設置し、恒常的な水辺のにぎわい創出について議論しました。この検討会の最終報告等に基づき、河川空間の利活用に関する取組を実施しています。 (写真:越中島で開催された"すみだがわオープンテラス"の様子)
すみだがわオープンテラスの様子(越中島)

オープン化の取組

 東京都では、河川空間を活用したい自治体への支援や民間事業者と連携したかわてらす®※の実施、再開発にあわせた河川空間の利活用などの取組によって、河川空間のオープン化を推進しています。
 また、隅田川を盛り上げ、隅田川に関連する情報を検索しやすくするため「#隅田川でつながりたい」による情報発信や、隅田川に関心があり、活動したい団体等を「隅田川サポーター」として登録することで、官民連携による利活用の取組を進めています。
 なお、河川空間の利活用に関しては、自治体や民間事業者等からの相談を個別に受け付け、利活用に向けた調整を図っています。

※”かわてらす®”とは、夏の京都などでよく見られる「川床」の東京版です。”かわてらす”は東京都の登録商標です(商標登録第6314313号)。
  • かわてらす
    隅田川のかわてらす
  • サポーター交流会
    隅田川サポーター交流会の様子

利活用に関する制度等

 オープンカフェやかわてらす等の河川空間のオープン化にあたっては、河川敷地占用許可準則に則り、河川敷地を使用するための許可(占用許可)を取得する必要があります。この許可を取得するためには、利用方法等に関する地域との合意形成や利用区域の指定(都市・地域再生等利用区域)等の手続きが必要となりますので、河川空間の利活用を検討されている場合は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
 なお、自由使用等のその他の一般的な利活用については、「河川の管理と活用」のページをご覧ください。
 

お問い合わせ

東京都建設局河川部計画課 河川利用促進担当
電話:03-5320-5439