第2回議事録

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第2回新中川流域連絡会 (新中川現地調査)

 平成16年12月14日(火)の午後1時30分から、 東京都建設局の船舶を2隻(かわかぜ、ちどり)を利用して、 第2回の新中川流域連絡会を開催しました。
 住民・団体委員10名、行政委員6名が出席し、 中川・新中川(上平井水門~今井水門)を船内から見学しました。
 また船内では中川・新中川の整備状況・利用状況について、 質疑と意見交換が行われました。

かわかぜ船上の画像
かわかぜ船上にて撮影

現地調査工程およびルート

現地調査工程 現地調査ルート
13:30 江東治水事務所集合
下矢印
13:45 五建船着場発
下矢印
中川
下矢印
新中川
下矢印
旧江戸川
下矢印
葛西海岸
下矢印
荒川
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中川
下矢印
16:00 五建船着場着
現地調査ルート画像
1.日時 平成16年12月14日(火)
2.集合場所 江東治水事務所 1階 A・B会議室
3.時間 14時~16時
4.出席者 住民委員(かわかぜ) 品田連、西田征人、村山智浩、渡井茂
  団体委員(ちどり) 上田繁造、佐藤正兵、新村秀男、長門治雄、山方堅二
  行政委員(かわかぜ) 高井聖(江戸川区)、大野正實(第五建設事務所)、湯本達也(江東治水事務所)
  行政委員(ちどり) 竹下恭治(代理:杉本)(葛飾区)、須藤功次(代理:熊本)(建設局河川部)、 新谷景一(代理:佐藤)
  事務局 (かわかぜ) 高橋義明、杉山賢介
  事務局 (ちどり) 吉岡博明、高橋晋
  事務局 (陸上) 石倉昭二、佐々木千広 以上 江東治水事務所
5.次第 (1)座長 挨拶

(2)視察要領について

(3)船上視察

(4)解散

1.かわかぜ号の船上質疑応答

【東立石地区の概要説明】

質問: 東立石地区の地下水は高いのか
応答: 地盤も低いので、結果的に高い。
質問: 地盤改良では、何をいれているのか
応答: セメント系で固めている。

【新中川の概要説明】

質問: 親水タイプはここだけか。
応答: 親水タイプはここだけだが、アシ・ヨシを多くした環境保全タイプをこの下流で実施している。
質問: 係留施設の使用料はどのくらいか。
応答: 大きさによって異なるが、3~4万程度。
質問: アシ・ヨシは草刈しないのか。
応答: 保全として自然の形態とし、特にメンテナンスしていない。
質問: 旧中川みたいなタイプで(人が近づける)できないのか。
応答: 基本的に新中川と旧中川とは、川の性質がことなり、新中川は洪水河川でもある。
新中川では、河積の関係から断面的に制約があり、旧中川とは形式が異なっている。
また、タイロッドが設置されているため、低くする場合の制約がある。
質問: 暫定整備の順番は、不法耕作が多かった場所から実施しているのか。
応答: 暫定整備は、平成14年度から実施しているが、 当所は、特に不法耕作が多かった箇所から実施している。
なお、暫定整備を実施していない箇所でも、平成14年度に不法耕作への対応を実施しており、 現在は、不法耕作されている箇所はない。
質問: (環境保全タイプの)アシ・ヨシ植生は、土を入れて植生しているのか。
応答: 波や干満の影響で川側の土は流されているが、基本的に土をいれて植生している。
質問: アシ・ヨシを植生する整備など、整備箇所は決まっているのか。
応答: 概ね決まっている。次回の流域連絡会で示す予定である。
質問: (今年度の暫定整備区間で)樹木は残すのか。
応答: 原則として樹木は撤去する。

2.ちどり号の船上質疑応答

【東立石地区の概要説明】

質問: 工事の完成はいつごろになるのか。
応答: 平成19年度に完成予定。その背面は公園になる。
質問: 公園の広さはどのぐらいか。
応答: 2ha弱である。

【中川堤防の概要説明】

質問: 堤防の道路が狭いでしょう。もっと広くできないか。
応答: 道路を広げると川の幅が狭くなり、川の流量が決められているので道路を広く出来ない。

【新中川の概要説明】

質問: 新中川の就航はあるか。
応答: あまりない。タンカーの中川本川の往来が多い。
質問: 高水敷のチップ材は、江戸川区でやったのか。
応答: 江戸川区の事業団でやった。
質問: 河川敷に大きな木を植えてはいけないのではないか。
応答: 原則として、植樹は認めていない。水害の時に、橋脚に木がひっかかり危険である。
質問: ソーラー灯は江戸川区で設置したのか。
応答: そうだ。ソーラーだと非常時でも有効である。
質問: 災害用の避難路になっているのか。
応答: そこまでの位置付けにはなっていないが、ジョギング用の照明程度を考えている。
質問: 何kmぐらい、整備しているのか。
応答: 江戸川区の部分は全部やっている。
質問: 川の幅はどのぐらいあるか。
応答: 水面幅が40mで高水敷が40mずつであるので、 向こうの土手とこちらの土手で約120mある。
質問: 江戸川区の288号都市計画道路の橋は、何年頃完成か。
応答: 16年度と17年度の工事である。

【今井水門について】

質問: 水門は、どういう時に閉めるのか。
応答: AP+2.15mに達しさらに上昇するおそれがあると閉める。
震度4以上の地震のとき閉める。
津波警報のとき閉める。

【旧江戸川について】

質問: ここ(旧江戸川妙見島付近)で水深どのぐらいか。
応答: 約3~4m程度である。
質問: マリーナ(スパイラルマリーン)を整備してあるが、使用料はどうなっているのか。
応答: 水面・河川敷については東京都が許可して使用料(占用料)をとっている。
使用料(占用料)条例で決まっており、1㎡あたり年間2000円程度である。
質問: 転落防止柵を間伐材で作っているが、何年位もつのか。
応答: 永久的なものではない。ただ再利用というリサイクルのメリットがあって使っている。
質問: プレジャーボートの収容施設の使用料はいくらぐらいか。
応答: 施設は第五建設事務所が公園協会に委託して使用料を徴収しているが、 月2万円から3万円と聞いている。
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