第2期第3回議事録
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開催日時 平成21年12月1日(火)13時~16時
開催場所
[1]スーパー堤防・工事現場(足立区宮城地区)
[2]スーパー堤防・完成現場(足立区新田地区)
[3]修景整備案作成対象地区(3地区)
平成21年12月1日(火)、第2期第3回隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会が開催されました。
都民委員7名、行政委員5名の出席のもと、今後、修景整備案を作成する箇所を中心に視察しました。
1.視察の趣旨
今期、当委員会で修景整備案を検討する隅田川の現場について現地視察を行うとともに現地を確認しながらの基本的事項の説明を行うほか、隅田川で行われている河川事業に関する理解を深め、修景整備案検討の参考とすることを目的にスーパー堤防の工事現場及び完成現場を委員の皆様にご覧いただきました。
2.視察箇所
[1]足立区宮城地区(工事現場)
スーパー堤防整備実施地区です。
現在、被覆工事の一部と築堤工事を施工中です。
[2]足立区新田地区(完成現場)
スーパー堤防が完成した地区です。
入江を設け、水際には水生植物ゾーンがあります。
[3]北区堀船4丁目地区(検討地区)
この地区の上下流では、スーパー堤防が完成し、一般開放されています。この地区を整備することにより、上下流の地区を結んでテラスが連続化します。
[4]荒川区西尾久6丁目地区(検討地区)
小台橋から防災船着場の区間で、あらかわ遊園、さらにはその上流側のスーパー堤防完成地区までテラスが連続化します。
[5]荒川区西尾久3丁目地区(検討地区)
スーパー堤防が予定されており、完成すれば、あらかわ遊園と並びスーパー堤防地区が連続します。
質疑応答
- 足立区新田地区(スーパー堤防・完成現場)については、下記の意見がありました。
- (意見)テラスの幅は7.5mより広くすることはできませんか。
- (東京都)白鬚橋より上流部は、川幅が狭くなることから、流下能力を確保するためにテラス幅を7.5mに決定しており、これ以上はテラス幅員を広くすることはできません。
- (意見)10月の台風では現在の箇所も冠水したのですか。
- (東京都)当日の調査で下流側の現場が冠水したのを確認しているので、上流側も河床勾配がほとんどないことから冠水したと考えられます。
- (意見)台風の際に冠水したのは洪水によるものなのですか。
- (東京都)台風の影響により海水面が上昇したもので、洪水ではありません。
- 北区堀船4丁目地区~荒川区西尾久3丁目地区については、下記の質問がありました。
- (意見)北区堀船4丁目地区では、整備後も防潮堤が残るのですか。
- (東京都)防潮堤背後における開発行為の計画がないため、スーパー堤防の整備ではなく、防潮堤は現状のままとしたテラスの修景整備案を検討願います。
- (意見)テラス床面の丸い金属の蓋は何ですか。
- (東京都)テラスのコンクリート床面の下の地盤が長年のうちに沈下などを起こさぬ様に点検するための点検孔の蓋です。
- (意見)西尾久3丁目地区ではテラスに水を引き込むことは可能ですか。
- (東京都)現在、満潮位よりも高い位置にコンクリートでテラスの基本形が出来ている箇所では、現在の構造を壊してまで水を取り入れることは出来ないので、水の引き込みは出来ません。水の取り入れ構造については、まだコンクリートで被覆されていない、葦等が生えている箇所で検討をお願いします。
記事ID:017-001-20240710-002101