交差点すいすいプラン
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「第3次交差点すいすいプラン」について
1 計画策定にあたって
道路において、渋滞が発生すると、都民生活や企業活動に著しい時間的経済的損失を与えることから、渋滞対策への取組が求められています。
東京都では、平成6年度から平成26年度まで、2次にわたる「交差点すいすいプラン」により、右折待ち車両による渋滞を緩和する対策を進めてきた結果、 整備が完了した箇所では、通過時間が大幅に短縮されるなど、大きな整備効果が得られ、都民の皆様から高い評価を頂いています。
しかしながら、最新の交通状況の実態調査によると、いまだ渋滞している交差点があることから、更なる局所的な渋滞対策を推進するため、平成27年3月に「第3次交差点すいすいプラン」を策定しました。
2 計画の概要
道路幅員の狭い片側一車線の道路における交差点で、交差点直近の比較的短い区間の土地を取得し、右折車線等を整備することで、右折待ち車両による渋滞を緩和し、円滑な交通を確保することを目的としています。
- 計画期間:平成27年度~平成36年度
- 整備箇所:76箇所(多摩地域71箇所、区部5箇所)
- 総事業費:393億円
3 整備箇所の選定
都内の渋滞状況を把握するため、客観的な交通情報(プローブ情報※)などを活用し、詳細な交通状況の実態調査を実施した結果、いまだ渋滞している交差点があることから、次の条件に基づき、新規箇所を選定しました。
- 交差点を通過する時間が2分以上の交差点
- 他事業の実施対象等となっていない交差点
また、第2次計画において、事業実施中の交差点は継続箇所としました。
- 整備箇所76箇所 新規箇所⇒33箇所、継続箇所⇒43箇所
※プローブ情報:カーナビなどの車載器に位置、時刻、速度、方向等の走行データを記録し集約した情報
4 交差点すいすいプランの(第1次・第2次)の取組状況
第1次・第2次計画における整備箇所(平成6年度~平成26年度)
完成または一部完成※ 110箇所 | 多摩地域104箇所 区部6箇所 |
※ 一部完成:暫定整備により整備効果が発現した状態
平成20年度完成
☆ 通過時間の短縮:13分(最大)
☆ 経済的な効果※:3.5億円/年
※経済的な効果:自動車利用の時間短縮による渋滞損失減少額と走行経費減少額を合算した値
【完成後のアンケート調査結果】(周辺住民・交通事業者を対象に調査)
Q:完成後、渋滞は減少しましたか
約8割の方が「渋滞が減少した」と実感
参考
→ 「第3次交差点すいすいプラン(概要)」 [191KB]
→ 「第3次交差点すいすいプラン(全文)」 [2,476KB]
→ 「第3次交差点すいすいプラン(パンフレット)」 [8,683KB]
お問い合わせ
道路管理部安全施設課渋滞対策担当
03-5320-5306