柳瀬川流域

本ページでは、柳瀬川流域(柳瀬川、空堀川、奈良橋川)の整備目標や内容等について紹介しています。目的に応じて、以下の項目を選択してください。
  
  

柳瀬川流域の概要

柳瀬川は、所沢市上山口の山口貯水池に源を発し、中流部で都県境を蛇行しながら東村山市久米川町付近で北川を、清瀬市中里付近で空堀川を、同市下宿付近で東川を合流して志木市中宗岡付近で新河岸川へ流入する荒川水系の一級河川である。

過去の水害

柳瀬川流域における主な被害
 
年月日 水害名 浸水面積(ha) 浸水戸数(戸) 時間最大雨量(mm)
S57.9.12 台風18号 柳瀬川  :4.2
空堀川  :22.1
奈良橋川:0.7
柳瀬川  :148
空堀川  :376
奈良橋川:37
43.0
S60.7.20-21 集中豪雨 空堀川  :12.8 空堀川  :221 54.0
H2.11.30 台風28号 空堀川  :5.8 空堀川  :90 31.0
H4.7.15 集中豪雨 空堀川  :0.2
奈良橋川:3.0
空堀川  :10
奈良橋川:97
38.0
H11.8.14 集中豪雨 柳瀬川 :0.1
空堀川 :1.7
奈良橋川:0.3
柳瀬川 :5
空堀川 :63
奈良橋川:14
41.0
H22.6.29 集中豪雨 柳瀬川 :0.1
空堀川 :0.1
柳瀬川 :2
空堀川 :6
57.0
H28.8.21 台風9号 柳瀬川 :0.1
空堀川 :0.3
奈良橋川:0.1
柳瀬川 :39
空堀川 :40
奈良橋川:5
77.0
R1.10.12 台風19号 柳瀬川 :0.1
奈良橋川:0.1
柳瀬川 :7
奈良橋川:1
50.0

過去の水害に関する詳細は、
以下をご参照ください

○過去の水害記録~浸水実績図~


平成28年8月の奈良橋川 : 東大和市奈良橋

整備目標・内容

柳瀬川流域では、洪水に対する安全性を向上すると共に、生態系に配慮した川づくりや、水辺に親しめる川づくりを進めていきます。
 

洪水対策

柳瀬川流域では、年超過確率1/20規模(1時間あたり65mm)の降雨に対応することを目標としています。
洪水対策として主に(1)護岸整備・河床掘削(2) 調節池の整備を行い、下図に示す各河川の計画流量の確保を目指します。




                               流量配分図
Q.計画規模以上の大雨が降ったらどうなるの?
護岸整備・河床掘削
年超過確率1/20規模(1時間あたり65mm)の降雨のうち、50mm規模の降雨による計画高水流量を安全に流下させるため、未改修区間の河道の拡幅を行っています。 空堀川及び奈良橋川では合流先河川の整備状況を考慮して、一部暫定的な河床高にしています。
護岸整備イメージ’(柳瀬川 空堀川合流点~西武新宿線)
調節池
年超過確率1/20規模(1時間あたり65mm)の降雨に対応するため、河道整備に加え、金山調節池や新たな調節池等により効果的な対策を実施していきます。
 
金山調節池
Q.調節池とは何?どのような構造物なの?

整備状況

現在事業中の箇所は、以下のとおりです。
河川の安全度達成率
柳瀬川、空堀川、奈良橋川では、護岸整備や調節池整備を着実に推進し、令和3年度末時点の「河川の安全度達成率」及び「護岸整備率」はそれぞれ以下の通りとなっています。
  柳瀬川 空堀川 奈良橋川
河川の安全度達成率※1 70% 74% 52%
護岸整備率※2 43% 91% 11%
※1 河川の目標整備水準に対応する対策(調節池や護岸整備、河床掘削など)の達成度を表す指標
※2 護岸整備が必要な延長に対する整備済み延長の割合

河川整備計画

柳瀬川流域における整備の現状や詳細については、「柳瀬川流域河川整備計画」をご参照ください。

○柳瀬川流域河川整備計画

お問い合わせ

東京都 建設局 河川部 計画課 中小河川担当
電話:03-5320-5414