印刷する

呑川流域

 本ページでは、呑川流域(呑川、九品仏川)の整備目標や内容等について紹介しています。目的に応じて以下の項目を選択してください。
 
 



 

呑川流域の概要

 呑川は、世田谷区新町地先を源とし、荏原台と田園調布台にはさまれた谷底低地に沿って東南に流れて東京湾に注ぐ流域面積約17.7km2、河川延長約14.4kmの二級河川です。呑川に流下する支川には、目黒区緑が丘地先において合流する河川延長約2.6kmの九品仏川があります。流域は、世田谷区、目黒区、大田区の三区にまたがり、流域の北は目黒川流域、東は立会川流域と内川流域、南西は谷沢川・丸子川流域、南は多摩川流域に隣接しています。
 現在、呑川の九品仏川合流点より上流と九品仏川は、覆蓋化されており下水道事業区間となっています。また、大田区池上一丁目地先の堤方橋より下流域の雨水は、下水道施設を通じて東京湾へ直接放流されています。  

過去の水害

呑川流域は市街地化が進行し、台風や梅雨前線、集中豪雨によって過去幾度か災害に見舞われてきました。昭和60年7月の集中豪雨では、流域面積の約5%が浸水し、3,000戸以上の浸水被害が発生しています。平成10年以降に発生した主要水害として、平成11年8月29日集中豪雨や、平成14年8月4日集中豪雨、平成25年7月23日集中豪雨などがありますが、いずれも内水被害となっています。

過去の水害に関する詳細は以下をご参照ください。
過去の水害~浸水実績図
 

整備目標・内容

洪水対策
、平成24年11月に示した「中小河川における都の整備方針~今後の治水対策~」に基づき、1時間あたり50mm規模の降雨による計画高水流量に対応できる河道に加え、洪水をためる調節施設を整備していきます。さらに河川への流出を抑制する流域対策(1時間当たり10㎜規模の降雨相当)を含めて、年超過確率1/20規模(1時間あたり75mm)の降雨に対応することとしています。


 
高潮対策
高潮による災害の発生の防止及び軽減に関しては、昭和34年の伊勢湾台風と同規模の台風が、東京湾及び主要河川に対して最大の被害をもたらすコースを進んだ時に発生する高潮(A.P.+4.1m)に対して安全であることを目標としています。

整備状況

平成29年現在の呑川河川整備箇所図は以下のとおりです。
河川の安全度達成率・護岸整備率
呑川では、護岸整備を着実に推進し、令和3年度末時点の「河川の安全度達成率」及び「護岸整備率」はそれぞれ以下の通りとなっています。
  呑川
河川の安全度達成率※1 75%
護岸整備率※2 100%
※1 河川の目標整備水準に対応する対策(調節池や護岸整備、河床掘削など)の達成度を表す指標
※2 護岸整備が必要な延長に対する整備済み延長の割合

河川整備計画

呑川流域における整備の現状や詳細については、下記の「河川整備基本方針・河川整備計画」をご参照ください。

河川整備基本方針・河川整備計画

お問い合わせ

東京都 建設局 河川部 計画課 中小河川担当
電話:03-5320-5414