新河岸川及び白子川
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新河岸川及び白子川流域の概要
新河岸川は、狭山丘陵を最上流に持ち、川越市など埼玉県の南西部から途中、柳瀬川や黒目川、白子川などの支流を集めて東京都板橋区を流下し、北区志茂で隅田川に合流する一級河川です。東京都区間の流路延長は9.3㎞です。
白子川は、東京都練馬区東大泉の七福橋を起点として、埼玉県和光市内に入ってから板橋区との都県境に沿って流下し、板橋区三園で新河岸川に合流する一級河川です。東京都区間の流路延長は8.5㎞です。
白子川は、東京都練馬区東大泉の七福橋を起点として、埼玉県和光市内に入ってから板橋区との都県境に沿って流下し、板橋区三園で新河岸川に合流する一級河川です。東京都区間の流路延長は8.5㎞です。
過去の水害
新河岸川西台橋付近の増水(平成3年9月19日台風18号)
白子川成増橋付近の増水(昭和57年9月12日台風18号)
新河岸川の主な水害(昭和49年~平成27年)
白子川の主な水害(昭和49年~平成27年)
整備目標・内容
新河岸川及び白子川は、洪水や地震に対する安全性を確保するとともに、自然環境や河川水質の保全など、河川環境の向上に努めた川づくりを進めていきます。
洪水対策
新河岸川流域では、新河岸川流域全域の計画である「新河岸川流域整備計画」に基づき、河川施設及び流域対策により昭和57年9月実績降雨(245.7mm/2day)規模により生じる洪水に対応することを目標としています。
白子川流域では、年超過確率1/20規模(1時間あたり75mm)の降雨に対応することを目標としており、護岸整備や河床掘削、調節池の整備を進めています。
新河岸川計画流量配分図
白子川流域では、年超過確率1/20規模(1時間あたり75mm)の降雨に対応することを目標としており、護岸整備や河床掘削、調節池の整備を進めています。
新河岸川計画流量配分図
白子川計画流量配分図
護岸整備・河床掘削
新河岸川では、未整備箇所において、護岸の築造、背面盛土、管理用通路の整備並びに橋梁の架け替えなどを行います。
また、下流の隅田川の整備状況、新河岸川全体の整備状況に合わせて、洪水を安全に流すことのできる河積(河川の断面積)を確保するための河床掘削を行います。
白子川では、未整備区間において、河道の拡幅、護岸及び管理用通路の整備並びに橋梁の架け替えなどを行います。
また、埼玉県区間の整備状況を確認した上で、河床掘削を行います。
また、下流の隅田川の整備状況、新河岸川全体の整備状況に合わせて、洪水を安全に流すことのできる河積(河川の断面積)を確保するための河床掘削を行います。
白子川では、未整備区間において、河道の拡幅、護岸及び管理用通路の整備並びに橋梁の架け替えなどを行います。
また、埼玉県区間の整備状況を確認した上で、河床掘削を行います。
新河岸川標準横断図
白子川標準横断図
調節池
白子川流域では、治水安全度を早期に向上させるために、比丘尼橋上流調節池(34,400m3)、比丘尼橋下流調節池(212,000m3)、白子川地下調節池(212,000m3)が供用開始しています。
引き続き、年超過確率1/20(時間75mm)規模の降雨に対応するため必要となる調節池の整備を進めていきます。
引き続き、年超過確率1/20(時間75mm)規模の降雨に対応するため必要となる調節池の整備を進めていきます。
白子川流域における調節池の諸元(計画中)
Q.調節池とは何?どのような構造物なの?
位置 | 調節池容量(予定) | |
[1] | 東埼橋付近 | 約127,000m3 |
[2] | 別荘橋~向下橋付近 | 約83,000m3 |
[3] | 比丘尼橋付近 | 約38,000m3 |
[4] | 火の橋~七福橋付近 | 約254,000m3 |
Q.調節池とは何?どのような構造物なの?
高潮対策
新河岸川では、高潮対策として、防潮堤の整備を実施しています。この整備事業は伊勢湾台風級の大型台風がもたらす高潮(A.P.+5.1m)に対処できる規模で昭和48年度に着手しましたた。
また、東京都では、平成7年1月の阪神・淡路大震災を契機に、河川施設の耐震対策を隅田川等で実施しています。平成23年3月の東日本大震災において東北地方を中心に既往の想定を上回る津波等により甚大な被害が発生したことから、将来にわたって考えられる最大級の強さを持つ地震に対応するため、平成24年12月に「東部低地帯の河川施設整備計画」を策定しました。これに基づき、新河岸川では堤防の耐震化を図っていく必要があります。
また、東京都では、平成7年1月の阪神・淡路大震災を契機に、河川施設の耐震対策を隅田川等で実施しています。平成23年3月の東日本大震災において東北地方を中心に既往の想定を上回る津波等により甚大な被害が発生したことから、将来にわたって考えられる最大級の強さを持つ地震に対応するため、平成24年12月に「東部低地帯の河川施設整備計画」を策定しました。これに基づき、新河岸川では堤防の耐震化を図っていく必要があります。
整備状況
現在事業中の箇所は以下の通りです。
新河岸川
新河岸川
白子川
河川の安全度達成率・護岸整備率
新河岸川、白子川では、護岸整備や調節池整備を着実に推進し、令和3年度末時点の「河川の安全度達成率」及び「護岸整備率」はそれぞれ以下の通りとなっています。
※1 河川の目標整備水準に対応する対策(調節池や護岸整備、河床掘削など)の達成度を表す指標
※2 護岸整備が必要な延長に対する整備済み延長の割合
新河岸川 | 白子川 | |
河川の安全度達成率※1 | 84% | 55% |
護岸整備率※2 | 98% | 51% |
※2 護岸整備が必要な延長に対する整備済み延長の割合
河川整備計画
お問い合わせ
東京都 建設局 河川部 計画課 中小河川担当
電話:03-5320-5414
電話:03-5320-5414
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