第5期第5回議事要旨
- 更新日
日時 平成21年7月30日(木)午後2時~4時
場所 中央区立築地社会教育会館講習室(2階)
一、開会
- 座長あいさつ
二、委員の自己紹介
三、議事
- 神田川流域河川整備計画について(河川部)
- 水質、水生生物について
- 亀島川流域の地域連携について
- 亀島川緑化整備計画について
四、その他(意見交換)
五、閉会
配布資料
- 第五期・第5回日本橋川・亀島川流域連絡会次第
- 座席配置図
- 荒川水系神田川流域河川整備計画(案)
- 荒川水系神田川流域河川整備計画(原案)への意見等について
- 神田川流域河川整備計画新旧対照表
- 神田川流域河川整備計画の概要
- 神田川流域河川整備計画策定までの概略スケジュール
- 亀島川緑化計画(案)
第五期・第5回日本橋川・亀島川流域連絡会 写真
座長あいさつ
副座長あいさつ
連絡会状況1/4
連絡会状況2/4
連絡会状況3/4
連絡会状況4/4
第五期・第5回日本橋・亀島川流域連絡会
[議事及び議事録要旨]
- 1.開会
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事務局より開会の挨拶及び異動に伴う座長交代の確認。
座長より新任の挨拶。 - 2.委員の自己紹介
- 副座長、都民委員、行政委員の自己紹介。
- 3.議事
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- (1)神田川流域河川整備計画について
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- ■資料説明
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- 資料【神田川流域河川整備計画策定までの概略スケジュール】の内容説明
- 資料【荒川水系神田川流域河川整備計画(案)】の修正点の説明
- 資料【荒川水系神田川流域河川整備計画(原案)への意見等について】の内容説明(抜粋)
- ■質疑応答
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- 【都民委員】
- 学識経験者の意見を聞く際に傍聴は可能か
- 【行政委員】
- これまでの事例では一般公開はしていないが、確認してみる
- 【都民委員】
- 45頁の“浚渫”とは舟運を可能に出来る程の長い浚渫と考えてよいのか。もしそうなら予算が掛かり過ぎるのではないか。
- 【行政委員】
- 予算の範囲内で浚渫を行っていく予定である。
- 【都民委員】
- 23頁では神田川に“カムルチー”が生息している事になっているが、詳細を教えてほしい
- 【行政委員】
- 本日は出典を持って来ていないが、杉並区、新宿区、中央区等の調査報告や以前に環境局が実施した調査をまとめたものである
- 【都民委員】
- 「神田川流域は都市河川として日本のモデルとなるような川づくりをするべき」という意見を出したのだが、それは反映されないのか。
- 【行政委員】
- 26頁の「計画の基本理念」にある「首都東京の顔にふさわしい、人・生きものが集い、親しめる、地域に活きた川に再生し、東京に魅力と活力を与える」が該当すると考えている
- 【副座長】
- 水門の開閉は技術的に難しいという事であったが、その困難を乗り越える気持ちが「河川整備計画」にはあるのか。
- 【行政委員】
- 技術的には難しいが、何かしらの取り組みは考えていかなければならないと思っている。未だ提示出来るような具体案はないが、先ずは現状分析が大事であると考えている。
- 【副座長】
- “学識経験者”とは土木の関係の方々だけで構成されているのではないのか
- 【行政委員】
- 土木関係者以外にも生物関係等様々な分野の方に入って頂いている。
- (2)水質、水生生物について
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- ■課題内容説明
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- 毎日神田川を見ているが、雨が降らない日は水質が安定しているが、一旦雨が降ると水質が大きく変化する。
ある程度の雨が降るとゴミが混ざった汚い水が流れている。 - 特に6月中旬から7月初旬には気温が上がって、外濠の水温が上がるとアオコが発生し、そのアオコが神田川に流れ出し、小石川橋で日本橋川に流れ込んでしまう
- 外濠の水質改善や下水道対策が必要であると考えられる。
- 毎日神田川を見ているが、雨が降らない日は水質が安定しているが、一旦雨が降ると水質が大きく変化する。
- ■資料【川の中の生き物たち】の内容説明
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- 区民と川の情報を共有する一環として、作成した資料である。
- 中央区では5年に1度水生生物の調査を行っており、資料には平成20年度の調査結果が記載されている。
- ■質疑応答
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- 【副座長】
- 14頁で亀島橋の底生生物は他地点に比べて種類が多い様であるが、調査は浚渫前に行ったのか、浚渫後に行ったのか。
- 【行政委員】
- 調査日(平成20年6月15日)については解っているのだが、これが浚渫前なのか浚渫後なのかについては把握していない。ただ、5年前の調査よりも種類数が増えており、生物の多様性が確認出来るので、水質は改善されてきていると考えている。
- 【副座長】
- これらの生物は、改善した(水質が良くなった)状態で発生する底生生物なのか。
- 【行政委員】
- 清流に棲むような生物ではないが、“アナジャコ”が確認されており、水質が改善されていると考えられる。
- (3)亀島川流域の地域連携について
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- ■課題内容説明
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- 亀島川でイベントを行う為に参加者を募った際、町内会同士の連携が出来ていない為になかなか人が集まらない事があった。
- 住民の方々が普段どれだけ川に親しめるかが大事である。特に子供には学習教材が沢山ある良いフィールドである。
- 地域によって温度差があるので、普段から住民が川に親しめる施設や仕組みがあると良い。
- 地元の川への愛着を育む為にも、もっと学校や教育委員会が連携して環境学習等で川に接する機会を増やすべきである。
- ■質疑応答
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- 【都民委員】
- ただ今の都民委員の発言は活動報告をしているのか要望をしているのか、それとも提案をしているのか。提案であるとすればそのテーマは何なのか。
- 【都民委員】
- 提案である。私も実行するが、教育委員会等の皆さんももっと連携して、子供達を水辺に近付けては如何でしょうかという事である。
- 【都民委員】
- 私も町会に属している。未だ子供達を対象にして何かしたという実績はないが、大いに関心は持っている。大井委員の様に目的を持っている方が先頭になって教育委員会や学校に働き掛けをして、町会にも呼び掛けてくれるとありがたい。
- 【座長】
- 私を始め本日出席している行政委員が都民委員の提案は認識したので、今後どの様な地域連携が図っていけるのかを一旦持ち帰って検討して頂きたい。
- 【都民委員】
- 亀島橋の袂にある東京都水道局の地所を、人が集まるテラスとして開放したら良いのではないか。
- 【都民委員】
- 私も公的スペースの有効活用を東京都に提案したのだが、部局が違うという事で却下されてしまう事が多い。そこで有志で分科会を作り、行政にも参加して頂いて、より具体的な議論をしていく事を提案する。
- 【座長】
- 東京都所管の水道、下水道、交通の各部局でも資産の利活用は非常に力を入れている部分である。ただ、行政財産を他の用途に活用するには色々と縛りもあるので、これについては勉強する時間を頂きたい。分科会形式が良いのかどうかはこの場では判断出来ないが、提案としては議論するべきものではあると考える。
- (4)亀島川緑化整備計画について
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- ■資料説明
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- 資料【亀島川緑化計画(案)】及びモニターを用いて、「亀島川緑化計画(案)」の内容説明
- ■質疑応答
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- 【都民委員】
- 以前の中央区は川がとても多かったが、今は埋め立てられたりして随分川が減ってしまった。亀島川は残された貴重な川である。その様な状況なので、「亀島川緑化計画(案)」にはとても期待している。緑や木の多い整備計画にして頂きたい。
- 【都民委員】
- 玉石を設置するという説明があったが、それは現況部分を少し削ってそこに玉石を入れるという認識で宜しいのか。
- 【行政委員】
- 細かい所までは詰めていないが、考え方としてはその通りである。この部分は護岸の構造上は直接影響がないので、多少削っても問題ないと認識している。
- 【都民委員】
- 転落防止柵を「みなとみらい21」の様に川側に少し湾曲させて、より川の臨場感を出すようにする事は考えていないのか。それは構造上無理なのか。また、“90cm”という高さは高すぎないか。
- 【行政委員】
- テラスの転落防止柵の高さは人が転落しない高さとして、東京都の内規の“90cm”で統一したいと考えている。デザインは区や地元の意見も聞きながら、何案か考え皆様にもお示ししたいと考えている。
- 【都民委員】
- 転落防止柵の材質はステンレスよりも木の方が良いと考えるのだが。
- 【行政委員】
- 材質については、木は腐食してしまい維持管理費も掛かるので、個人的には適さない材質だと考えるが、将来的な管理は中央区になるので、中央区と協議しながら決めていきたい。
- 4.その他(意見交換)
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- (1)舟運の社会実験についての提案
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- 【都民委員】
- 神田川河口部で水上暴走族が見られる。
- 【都民委員】
- 和船については外人のツーリストオフィスも注目しており、和船とエコボートの社会実験を分科会で検討したい。
- (2)流域連絡会の進め方への要望
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- 【都民委員】
- 自己紹介は次回からは省略してほしい。
- 【都民委員】
- 提案事項がある人は、資料を提示して発言してほしい。
- 【都民委員】
- 「亀島川緑化計画(案)」の進め方に一番注目していた。次回は議論の時間を作ってほしい。
- (3)神田川流域河川整備計画への要望
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- 【都民委員】
- 「神田川流域河川整備計画」には、上流側の拡幅による下流側の危険性の増大について触れられていない。
- 【都民委員】
- 水防上、越水等の危険性がある箇所についてはハザードマップだけでなく、情報提供として周辺住民に直接知らせた方が良いのではないか。
- (4)第5回『日本橋川・亀島川流域連絡会』の総括
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- 【都民委員】
- 「亀島川緑化計画(案)」について、水面へのアクセスとして階段ではなくバリアフリーのスロープにして頂く事を提案する。
- 【都民委員】
- 「亀島川緑化計画(案)」の説明で用いたPowerPointの資料を『中央区民会議』主催の展示会でも上映させて頂きたい。
- 【都民委員】
- 公的スペースの活用で、皆さんが自由に使える場を作る事も必要なのではないか。
- (5)第6回『日本橋川・亀島川流域連絡会』の開催時期について
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- 【都民委員】
- 次回の『日本橋川・亀島川流域連絡会』の開催はいつ頃なのか。
- 【事務局】
- 10月か11月頃の開催を予定している。
- 以上
- 5.閉会
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