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石神井川

本ページでは、石神井川の整備目標や内容等について紹介しています。目的に応じて以下の項目を選択してください。
 
  
  

石神井川の概要

 石神井川は、小平市御幸町にその源を発し、西東京市内を流れ練馬区に入り、富士見池や三宝寺池の湧水を合わせ、板橋区の金沢橋付近から北区音無橋にかけての渓谷を流下し、王子駅付近から低地帯を流れ隅田川に合流する一級河川です。流域面積は73.1㎢、延長は25.2㎞あり、都内の中小河川としては比較的規模の大きい河川になります。

過去の水害

 石神井川流域で被災家屋100棟以上の被害をもたらした洪水が頻繁に発生しています。平成10年以降に発生した主要水害として、平成17年9月4日集中豪雨や板橋観測所で時間最大114mm/hrの雨量が観測された平成22年7月5日の集中豪雨がある。
         平成22年7月5日豪雨
過去の水害に関する詳細は以下をご参照ください。

過去の水害記録~浸水実績図~

整備目標・内容

 石神井川では、洪水や地震、高潮に対する安全性を向上すると共に、生態系に配慮した川づくりや、水辺に親しめる川づくりを進めていきます。

洪水対策

 石神井川では、年超過確率1/20規模(1時間あたり75mm)の降雨に対応することを目標としています。
 洪水対策として主に(1)護岸整備、(2)河床掘削、(3)調節池の整備を行い、下図に示す計画流量の確保を目指します。
Q.最近は1時間あたり100mmを超えるような雨も降っているけど、75mmでいいの?
Q.計画規模以上の大雨が降ったらどうなるの?
護岸整備・河床掘削
 1時間あたり50㎜規模の降雨による計画高水流量を安全に流下させるため、未改修区間の河道の拡幅を行っています。
 また、護岸整備が完了しているが、河床を暫定的に下流の流下能力に見合った高さにしている区間では、下流の河道や調節池の整備にあわせて河床掘削を実施し、流下能力の向上を図っていきます。
調節池
 石神井川では、治水安全度を早期に向上させるために、環七地下広域調節池や城北中央公園調節池などの整備を進めています。

   
         環状七号線地下広域調節池                         城北中央公園調節池
Q.調節池とは何?どのような構造物なの?

高潮対策

防潮堤の整備
 高潮の影響を受ける隅田川合流点から溝田橋下流までの区間において、防潮堤の整備及び計画河床への掘削を行います。
        防潮堤の整備断面
    (北区隅田川合流付近の下流域)
耐震対策
 将来にわたって考えられる最大級の強さをもつ地震に対して、防潮堤の機能を保持し、津波等による浸水を防ぐため、耐震対策を実施します。

整備状況

現在事業中の箇所は以下の通りです。
河川の安全度達成率・護岸整備率
石神井川では、護岸整備や調節池整備を着実に推進し、令和3年度末時点の「河川の安全度達成率」及び「護岸整備率」はそれぞれ以下の通りとなっています。
  石神井川
河川の安全度達成率※1 70%
護岸整備率※2 76%
※1 河川の目標整備水準に対応する対策(調節池や護岸整備、河床掘削など)の達成度を表す指標
※2 護岸整備が必要な延長に対する整備済み延長の割合

河川整備計画

石神井川における整備の状況や詳細については、「石神井川河川整備計画」をご参照ください。

石神井川河川整備計画

お問い合わせ

東京都 建設局 河川部 計画課 中小河川担当
電話:03-5320-5414