水防業務
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概要
当事務所管内は東部低地帯にあり、江戸川・荒川・隅田川等の大きな河川とその支川・派川が縦横に流れています。また、東京湾にも接していることから、永年にわたって洪水や高潮の被害を受けてきました。
過去において、昭和22年の「カスリーン台風」、昭和24年の「キティ台風」、昭和33年の「狩野川台風」等では、特に大きな被害がもたらされました。
現在、当事務所管内の護岸、防潮堤の整備は概ね完了しており、これからは、その維持管理を適切に行うとともに、水防により災害を未然に防止し、被害を最小限に食い止めるよう、常に万全の体制を整えておく必要があります。
このため、当事務所では毎年「地域水防活動の手引」を定め、水防管理団体である管内の区役所をはじめ、国土交通省、警察、消防その他関係団体と「水防連絡会」を開催し、情報連絡が円滑に行われるよう努めています。
水防倉庫
東京都は、水防管理団体の行う水防作業に対して効果的な援助ができるように、水防倉庫を整備し、資器材の備蓄に努めています。
当事務所では、9か所の水防倉庫を設置し、水防資器材を保管しています。また、近年の局地的な集中豪雨に的確に対応できるよう、大型土のうなどの備蓄資器材の点検を行っています。
写真.五建江東西水防倉庫の正面入口と在庫資材
移動式排水ポンプ車
建設局では、台風や集中豪雨により浸水した地域の内水排除を速やかに行えるよう、各建設事務所に移動式排水ポンプ車を配備しています。
当事務所にも、1車両配備されており、常に出動できるよう整備を行い、作業のための訓練を行っています。
- ポンプ能力 口径200ミリメートル、排水能力 毎分5.0立方メートル、2台
- 夜間照明 HID投光器 175ワット 2灯、ハロゲン投光器 500ワット 1灯
お問い合わせ
工事課 工務担当
電話:03-3692-4709
記事ID:017-001-20240710-002875