中小河川の整備
人口や資産が集積する都市部などにおいて、台風や集中豪雨による水害から都民の命と暮らしを守るため、中小河川の整備を進めています。中小河川の整備については、時間50ミリまでは河道整備により洪水を安全に流すことを基本とし、それに調節池などを組み合わせて、地域の状況に応じた効果的な対策を実施しています。詳細は以下をご覧ください。










中小河川の整備
人口や資産が集積する都市部などにおいて、台風や集中豪雨による水害から都民の命と暮らしを守るため、1時間当たり50ミリの降雨により生じる洪水に対して安全を確保することを目標として中小河川の整備を進めてきました。
しかし、近年はこれまでの目標整備水準を超える集中豪雨などが増加し、それに伴う水害が発生しています。
このため、神田川や石神井川など区部の台地を流れる河川は時間75ミリ、野川など多摩部を流れる河川は時間65ミリ(いずれも年超過確率1/20のレベルに相当)に目標整備水準を引き上げ、優先度を考慮しながら水害対策の強化を図っています。
時間50ミリまでは河道整備により洪水を安全に流すことを基本とし、それに調節池などを組み合わせて、地域の状況に応じた効果的な対策を実施しています。
河道整備
区部の神田川や石神井川、白子川、多摩部の空堀川、鶴見川、谷地川など都内46河川、324kmにおいて、川幅を広げたり(河道拡幅)、河床を掘り下げる(河床掘削)などの河道整備を進めています。
整備にあたっては、治水面の安全性の向上とあわせて、管理用通路を緑豊かな遊歩道として整備し、川沿いにスペースがある箇所では、緩やかな傾斜の護岸を整備するなど、人々が水辺に近づける工夫をするとともに、動植物の生息・生育環境などにも配慮した川づくりに努めています。

河道整備(善福寺川 杉並区)

親水性に配慮した川づくり(空堀川 東大和市)

主な中小河川の整備状況図
(50ミリ規模)
(50ミリ規模)
中小河川における今後の整備のあり方
東京都は、近年、現在の目標整備水準である時間50ミリを超える降雨に伴う水害が頻発していることを踏まえ、東京都内の中小河川における今後の整備のあり方について検討を進めてきました。 このたび、平成23年6月に設置した学識経験者等からなる「中小河川における今後の整備のあり方検討委員会」が提言を含む最終報告を取りまとめるとともに、それを参考にした都の整備方針を策定しております。
詳細はこちら
詳細はこちら