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石神井川上流地下調節池事業について

 石神井川上流地下調節池事業は、石神井川流域の1時間当たり75ミリ規模の降雨による浸水被害を防ぐため、青梅街道や伏見通り等の地下に
河川の洪水を貯留するトンネル式調節池を整備するものです。
 以下、石神井川を取り巻く現状と課題や事業の概要などについてご紹介いたします。

(1)石神井川を取り巻く現状と課題

 [1]近年の都内の降雨状況
   都内では、近年、1時間に50mm以上の降雨の発生率が増加傾向であるとともに、時間50mm以上の集中豪雨や総雨量の大きな台風性の
  降雨により、浸水被害が発生
しています。 
降雨50㎜以上の降雨発生率の経年変化
 [2]洪水時の石神井川の様子
   石神井川流域では被害家屋100棟を超える洪水が過去頻発しており、平成10年以降に発生した主要水害として、平成17年9月4日の集中
  豪雨や板橋区観測所で時間最大114mmの雨量が観測された平成22年7月5日の集中豪雨があります。
   石神井川では、近年も急激に水位が上昇し、橋の桁下まで水面が迫る等、氾濫が懸念される状況が確認されています。
柳沢橋(西東京市)のカメラ映像
石神井川(上流部)の洪水前後の様子【柳沢橋(西東京市)のカメラ映像:令和5年6月2日台風第2号襲来時】
南町調節池(西東京市)の流入後写真
石神井川 南町調節池(西東京市)の流入後の様子【流入後:平成29年8月19日 西東京市民撮影】
 近年の降雨状況の変化や気候変動に伴う水害リスクに対し、都民の生命と暮らしを守るため、本川の護岸の整備等とあわせ、調節池事業を進めていく必要があります 

(2)石神井川上流地下調節池事業の概要

  石神井川上流地下調節池は、武蔵野市の武蔵野中央公園から西東京市の南町調節池を結ぶ地下トンネル式調節池です。
  都立武蔵野中央公園(武蔵野市)、市立東伏見公園(西東京市)及び南町調節池(西東京市)にトンネル工事のための立坑及び調節池を管理
 するための施設を設置します。

1 施設名    : 石神井川上流地下調節池
2 施設場所 : 東京都西東京市南町三丁目地内から武蔵野市八幡町二丁目地内まで
3 施設規模 : (本 管)トンネル延長約1.9㎞、トンネル内径14.3m、貯留量約30万㎥
位置図・平面図
平面図・諸元・断面図
完成イメージパース

(3)事業に関する説明会の開催状況

開催日 説明内容 該当ページ
令和6年2月22日(木)、23日(金) 石神井川上流地下調節池工事に伴う準備工事に関する説明会について リンク
令和5年9月8日(金)、9日(土) 石神井川上流地下調節池工事に関する説明会
~南町調節池付近(西東京市)の工事計画について~
リンク
令和5年1月18日(水)、22(日) 石神井川上流第一調節池(仮称)工事に関する説明会
~都立武蔵野中央公園(武蔵野市)内の工事計画について~
リンク
令和3年10月27日(水)、28日(木)、29(金) 石神井川上流第一調節池(仮称)事業説明会 リンク

(4)今後の工事予定

   〇【発注済】   石神井川上流地下調節池工事に伴う準備工事(西東京市) 
    【発注準備中】 石神井川上流地下調節池工事に伴う準備工事(武蔵野市) 
    【発注準備中】 石神井川上流地下調節池本体工事(武蔵野市・西東京市)
                          ※各工事着手前に説明会を開催いたします。

関連リンク

お問い合わせ

東京都北多摩南部建設事務所 工事第二課 調節池整備担当
電話 042-330-1812