- 更新日
近年、全国では計画規模を超える豪雨により甚大な被害が発生しており、都内では1時間50mm以上の降雨の発生率が増加傾向にあります。また、東部低地帯には、地盤高が満潮位以下で潜在的に浸水リスクの高い地域が広がっており、過去に高潮等による広範囲な水害が発生しています。
このような状況において、今後の気候変動の影響に伴う降雨量の増加や海面上昇、台風の強大化などにより、風水害リスクの高まりが懸念されています。
このため、令和4年6月に学識経験者等を含めた「気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会」を設置し、今後の気候変動を踏まえた中小河川の洪水対策や低地河川の高潮対策等の整備方針について検討を行いました。
検討内容を踏まえ、令和5(2023)年12月に「気候変動を踏まえた河川施設のあり方」を策定しました。本方針では、中小河川において、目標整備水準を気候変動を踏まえた年超過確率1/20※の規模の降雨に引き上げ、優先度を考慮しながら水害対策の強化を図ることとしました。また、低地河川においては、0.6mの海面上昇と930hPaに強大化した伊勢湾台風級の台風がもたらす高潮の対応を整備目標に掲げ、将来必要となる堤防高等の整理を行いました。
- 「年超過確率1/20」とは、毎年、1年間にその規模を超える降雨が発生する確率が1/20(5%)であることを示しています。
タイトル
説明を記載してください。
お知らせ
気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会
将来の気候変動の影響を踏まえた都の河川施設整備方針等を検討するため、令和4年6月に学識経験者等による「気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会」を立ち上げ、議論を行いました。
開催状況
気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会(第1回)
- 開催日時
令和4年6月 27 日(月曜日) 13 時 30 分~15 時 30 分 - 主な議題
- 気候変動に関する最近の動向
- 都の河川整備の検討の方向性 など
気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会(第2回)
- 開催日時
令和4年11月10日(木曜日) 10時00分~11時30分 - 主な議題
- 温度シナリオの設定
- 洪水対策に関する検討
- 高潮対策に関する検討
- 今後(中間とりまとめ)に向けて
気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会(第3回)
- 開催日時
令和5年6月27日(火曜日) 13時30分~15時30分 - 主な議題
- 洪水対策に関する検討
- 高潮対策に関する検討
- ソフト対策の強化
- 今後の取組
- 今後のスケジュール
気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会(第4回)
- 開催日時
令和5年9月14日(木曜日) 10時00分~12時00分 - 主な議題
- パブリックコメントの意見と対応
- 整備手法の効果検証等
- 最終とりまとめに向けて
- 今後のスケジュール
気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会(第5回)
- 開催日時
令和5年11月14日(火曜日) 10時00分~11時30分 - 主な議題
- 最終とりまとめ(案)
お問い合わせ
東京都建設局河川部計画課
電話:03-5320-5414(ダイヤルイン)
電話:03-5320-5414(ダイヤルイン)