水難事故の防止

更新日

川で遊ぶときに気を付けること ―川の事故を防ぐために―


 釣りや水遊び、生き物の観察など、川には楽しいことがたくさんありますが、時には水難事故につながることもあります。 川の中で遊んだり、水辺に近付く際には、事故防止のため次のことに注意してください。
 

1 川に行く前に

・必ず天気予報や川の情報を確認しましょう。
・川に入るときは、大人と一緒に行きましょう。
・川に入るときは、ライフジャケットなど活動に合った準備をしましよう。
・車で川に行くときは、駐車場を確認しておきましょう。路上駐車は近くにお住いの方のご迷惑となりますので、やめてください。

 (東京都では水難事故防止ポスターを作成しています。こちらからダウンロードできます。)

 

2 川に着いたときに

・周りにある看板があれば確認しましょう。
・川のリアルタイムな情報を確認し、上流の状況も確認しましょう。


【看板の例】

3 川で遊ぶときに

(1)急な増水に注意
・雨が降ると、一気に川の水が増水することがあります。橋の下での雨宿りは危険です。
・目の前では雨が降っていなくても、上流で局地的な豪雨が降れば、急に増水することがあります。
以下のようなときは、増水する前触れです。すぐに川から離れましょう。川から離れるときは、周りの
人にも声をかけましょう。
(ア)注意報や警報が出たとき
(イ)山鳴り(山全体がうなるような音)がする
(ウ)水かさが増え、濁ったり、流木や落ち葉が流れてくる
(エ)雨が降っているのに、水かさが減っている
(オ)腐った土・火薬のようなにおいがする
 
(2)川の中で遊ぶときに気を付けてほしいこと
・川には、急に流れが速くなっている場所があります。
ゆっくり流れているように見えても、川底の流れが速いこともあります。
堰(せき)や落差工など段差がある場所や、橋などの工作物の近くには深みができやすく、強い流れや複
雑な流れに引き込まれるおそれがあるので、近づかないようにしましょう。

・川の中には不安定な浮き石や岩、くぼみ、深みがあり、足を取られて転倒したり流されたりするおそれ
があります。
浅瀬にみえる場所でも、急に深くなり川底に足がつかなくなる場所があります。
・中州にいると、増水したときに川に取り残され、逃げられなくなることがあります。
・ぬれている場所やコケが生えている場所は、すべりやすくなっています。
・柵のある場所や立入禁止となっている場所には、入らないようにしましょう。
川に帽子やサンダルなどが流されたときは、無理して取りにいかないようにしましょう。
・飲酒したときは、泳いだり川の中に入ることはやめましょう。
 
(3)その他
・釣りをするときは、周りの人に釣り針を引っかけることがないよう、気を付けましょう。
・ごみは河川敷や川の中には捨てず、必ず持ち帰りましょう。
 

4 もっと詳しく知りたい方へ

 ・水辺の安全ハンドブック(公益財団法人河川財団)  ・ミズベアソビガイド(国土交通省)  ・水難事故マップ(公益財団法人河川財団)  ・東京アメッシュ(東京都下水道局)  ・天気予報専門サイト(一般財団法人日本気象協会)  ・東京都水防災総合情報システム(東京都建設局)  ・川の防災情報(国土交通省)     水難事故防止ポスター
    (こちらからダウンロードできます。)
記事ID:017-001-20240710-001820