電線共同溝のモデル図
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【電線共同溝のしくみ】と【工事の進め方】
電線共同溝のしくみ
電線共同溝とは、地上の電柱や上空の電線を、地下の空間に収容するための施設で、「電線共同溝の整備等に関する特別措置法」に基づき整備を行う無電柱化の手法のひとつです。
この法律によって、電線共同溝の整備道路に指定された道路での、新たな電柱及び電線の占用を制限することが可能となります。
電線共同溝は、主に管路部、特殊部、引込管などで成り立っています。
電線共同溝工事の流れ
電線共同溝の整備にあたっては、様々な法手続きや専門性の高い技術を必要とするため、標準的な施工単位(施工延長約400m)の整備に約4年の期間を要します。
このような効果が期待できます
美しい街並みをつくります
電線類の地中化により、道路上の電線類や電柱をなくすことができます。
また、これにあわせて歩道をカラー舗装などにすることにより美しい街並みを築くことができます。
安全で快適な道路が生まれます
電柱は、歩行者にとって妨げになるとともに、自動車にとっても視界をさえぎる危険な存在です。
これをなくすことにより、安全で快適な道路をつくり出すことができます。
都市防災をはかります
道路上の電柱、電線類は災害時に消防活動や避難活動の支障となり、さらに断線等により電力・通信サービスの供給がストップする等の問題が生ずるおそれがあります。
電線類の地中化を進めることは、都市の防災にとって大変有効なこととなります。
情報化社会に対応します
来るべき21世紀は、高度情報化時代と言われています。
電線共同溝や自治体管路を建設することで、光通信用ケーブルなどの収容スペースを整備しておくことができます。
記事ID:017-001-20240710-002899