井の頭池だよりR2 4月

2020年4月27日(月) アメリカザリガニ防除、今年もスタート


※現在、井の頭恩賜公園では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、公園利用の自粛をお願いしているところです。こちらのホームページで園内の自然の様子をご紹介します。
 
今年も4月からアメリカザリガニの防除活動が始まっています。
井の頭池では3回のかいぼりで外来魚の駆除作業を実施しましたが、アメリカザリガニは水を抜いても杭と杭の隙間や石の下などで生き残るので、池に水があるときにワナを仕掛けて捕獲しています。アメリカザリガニの活動が活発な秋までの間、作業を続けます。
 
今年は池全体に約150基のワナを仕掛けています。
カゴ型のワナのほか、昨年度から登場した連続捕獲装置も稼働中です。カゴ型のワナは遮光シートで覆われていて、アメリカザリガニが暗所に隠れる習性を利用して捕らえます。連続捕獲装置は餌を使ってアメリカザリガニを誘引する仕組みです。
 
カゴ型のワナは黄色い浮きが目印
連続捕獲装置 黒いバケツに自動給餌器が入っています

ワナには外来種のアメリカザリガニだけでなく、在来のエビや魚も入ります。在来種は種名や個体数を記録して池に戻します。アメリカザリガニの防除活動と同時に、在来種のモニタリングも兼ねています。
 
テナガエビ
モツゴ

4月の防除活動では、ワナにギンブナの卵が付着していたり卵を抱えたスジエビがいたりと、水生生物の繁殖も確認されました。
 
ワナに付着していたギンブナの卵
オオヤマトンボのヤゴ

さらに多くの在来種で賑わう池になるよう、今シーズンも防除活動を頑張っていきます。
 

2020年4月20日(月) 春の井の頭池


※現在、井の頭恩賜公園では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、公園利用の自粛をお願いしているところです。こちらのホームページで園内の自然の様子をご紹介します。

井の頭池では、春になり様々な生きものたちが活動を始めました。
かいぼりの際に整備した浅場には、今年もたくさんのガマ類が芽生えてきています。
 
弁天池の浅場にて

これらのガマ類は浅場に盛った池底の泥から自然に生えてきたものですが、冬の間にかいぼり隊が移植作業を行った場所でも見ることができます。
 
移植先の土管マスからもたくさん芽生えています

浅場や抽水植物の茂みは、様々な生きものたちのすみかとなります。お茶の水池下流の浅場にはヒキガエルが産卵し、オタマジャクシが生まれました。かいぼり以降井の頭池で繁殖が続いているカイツブリの営巣環境も、本来はこういった抽水植物の茂みの中なのです。
 
ヒキガエルのオタマジャクシ

カイツブリは、現在お茶の水池で1つがいが抱卵中です。他にも複数のつがいが飛来し、巣を作る場所を見定めているように見受けられます。今年もたくさんのヒナたちが見られると嬉しいですね。
 
抱卵中のカイツブリ

水鳥と言えば、この冬は井の頭池でバンが越冬し、近頃は2羽が滞在するようになりました。昨年もこの時期に飛来し、繁殖するのでは……と期待しましたが、至らず。今年はどうなるでしょうか。
 
連れだって泳ぐ2羽のバン

3月頃から池の水の透明度が非常に高く、池底まで見通せる状態が続いています。昨年夏に「モネの池」と話題になったツツイトモの芽生えや、水中で森のようになっているミクリの仲間を確認することができます。
 
池底でゆらゆらと揺れるミクリの仲間

水草だけでなく、カイツブリやカワウが潜水する様子もよく見られます。

これからも、このホームページ上で井の頭恩賜公園の自然の様子をできるかぎりお知らせしていきたいと思います。

 

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建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192