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井の頭池だより31 12月

2019年12月20日(金) 今シーズンのアメリカザリガニ防除が終了


4月から行っていたアメリカザリガニ防除活動は、井の頭池に設置されていたおよそ150基のワナを12月中旬までにすべて撤収し、野外での活動を終了しました。
 
紅葉の七井橋を徐行しながらワナを運搬

撤収した大量のワナをようやく洗浄し終えたところです。
 
入念にワナを洗浄

今期は夏にも1回、ワナの汚れ落としと破損箇所の補修を兼ねてすべてのワナを池から出して交換しています。水上で行っている日常活動のときにはなかなか気がつかない破損箇所も見つけられるので、今後は冬の間に、小さな穴も見逃さずにワナを補修し、来春の活動再開に備えます。
 
ワナの浮きも洗浄。たくさんのマンゴーのようです。

防除活動に一区切りが着いたところで、年末恒例となった慰霊祭を行い、活動で駆除した外来生物だけでなく、それらに捕食されてしまった在来生物も供養しました。
 
どうか安らかに

井の頭池では、今でも年に何回か、放されたと思われる外来種のカメや観賞魚が見つかっています。ペットは最期まで責任をもって飼育してください。井の頭かいぼり隊は、これからも防除や普及啓発の活動に取り組んでいきます。
 

2019年12月5日(木) かいぼり隊のかいぼり研修


八王子市長池公園にある「長池」は、室町時代からあったと伝えられるため池です。かつては水生植物が豊富だったという記録が残されていますが、遷移の進行や渇水によって衰退してしまったようです。今回、池の再生を目指して公園として初のかいぼりが行われています。
 
かいぼりイベントの様子[提供:長池公園]

このかいぼりに、井の頭かいぼり隊が11月から全4回の研修として参加しています。
過去3回の井の頭池でのかいぼりで、かいぼり隊が主体的にたずさわらなかった魚捕りイベント以外の部分・・・排水、イベント準備、イベント片付け、干し上げ中の倒木撤去や浅場整備、なども含めてかいぼり全体を幅広く経験できるような内容です。
 
研修1回目は、かいぼりイベントの準備として、池畔の低木やササの整理、水中の支障物撤去や会場設営などを行いました。台風による大雨で沢水の流入が増え、排水が難航していたので、サイフォンとポンプを増設して一生懸命排水しました。井の頭池では排水を専門業者が行うので、こうした作業に加わるのは新鮮でした。
 
ホースを使ったサイフォンによる排水

研修2回目はイベントです。イベントの運営補助として、道具の準備、参加者のサポートから片付けまで、さまざまな役割を体験しました。かいぼり隊員は日頃の活動の成果を発揮して、参加者を安全に池へ誘導したり、泥にはまった人をレスキューしたり。久しぶりに泥の感触を味わいながら、忙しくも充実した研修になりました。
 
参加者をサポートしながら魚捕り
普及啓発コーナーでは生きものの解説も[提供:長池公園]

この日に採れた魚は、外来魚のオオクチバスとブルーギルだらけで、在来魚はヨシノボリ類わずか数匹のみ。泥や落葉の堆積も多い状況でした。これまでの研修を通じ、かいぼりをきっかけにした長池の環境改善の可能性を感じています。
研修は2020年1月まで続く予定です。
 
研修の受け入れやボランティアへのサポートをしてくださった八王子市長池公園の皆さまに感謝申し上げます。
 

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192