三環状道路の概要

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 首都圏三環状道路とは、1967年(昭和42年)の第5次道路整備五箇年計画において、首都圏の道路交通の骨格として計画された「3環状9放射のネットワーク」を構成する環状方向の3つの高速道路であり、都心から半径約8kmの圏域を連絡する中央環状線(首都高速中央環状線)、半径約15kmの圏域を連絡する外環道(東京外かく環状道路)、及び半径約40~60kmの圏域を連絡する圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の総称です。

三環状道路概要の地図
          出典:国土交通省東京外かく環状国道事務所ホームページ

環状道路には、[1]通過交通の抑制、[2]都心への交通の分散導入、[3]非常時の不通箇所迂回、[4]周辺地域間での直接移動など、様々な機能があります。環状道路は、それぞれの担う圏域に対してこれらの機能が活用され、互いに交通を適切に分担し合うことによって、渋滞緩和や環境改善などの効果を最大限に発揮します。

[1]通過交通の抑制 通過交通の都心部への流入を抑制します。、[2]都心への交通の分散導入 郊外から都心への交通を分散導入します。、[3]非常時の不通箇所迂回 災害や事故などで一部区間の不満があっても速やかに移動できます。、[4]周辺地域間での直接移動 周辺地域の移動が直接できます。
      出典:国土交通省東京外かく環状国道事務所ホームページ

 北京やソウルでは環状道路がすでに100%完成しているのに対し、東京における整備率は約82%(2018年6月時点)となっています。
 また、2024年元日に発生した能登半島地震では、いたるところで道路が寸断され、円滑な救助、救援活動に支障をきたしました。今後発生が懸念される首都直下型地震などにおいて、日本の東西交通の分断を避け、首都の中枢機能を守るためにも、首都圏三環状道路は早期に完成させなければなりません。

環状道路の整備状況(2018年6月)

環状道路の整備状況(H30.6月)の図
                            出典:国土交通省関東地方整備局ホームページ

 

お問い合わせ

三環状道路整備推進部 整備推進課
電話:03-5320-5172(直通)
E-mail : S1000312@section.metro.tokyo.jp

記事ID:017-001-20240710-001569