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井の頭池だよりR3 11月

2021年11月30日(火) 今シーズンのアメリカザリガニ防除作業が終了


井の頭池でのアメリカザリガニ防除作業は、例年、11月になると慌ただしくなります。春から続いていた防除作業を終了し、捕獲ワナを撤収するのです。今シーズン、池に設置していたワナ数は170個余り。この個数のワナを効率よく撤収していくために、池の区域ごとに4回に分けて作業します。
 
引き揚げたワナをコンテナで水上運搬 [提供:井の頭かいぼり隊]

池から引き揚げたワナを開けると、アメリカザリガニが少数、入っていました。防除作業を11月に終了するのは、水温が低くなるとアメリカザリガニの活動性が下がって捕獲効率が悪くなるためです。アメリカザリガニが少量でも捕れているのを見ると、もう少し遅い時期まで防除作業をできそうな気がしますが、水温が高くなる来春に防除作業を再開する方が効果的です。このため、冬のうちに膨大な数のワナの点検や補修作業をしっかりと行う必要があります。
 
池から引き揚げたワナを池畔で解体し、車輌で運搬します。洗い場では、高圧洗浄機がフル稼働。大型のタライに水をためて手洗いする部品もあります。
半年以上も水に浸かっていたワナは、水アカや藻類が付着してヌルヌルになっていました。手分けして作業を進め、山のように積まれていたワナがみるみるうちに片付いていきました。
 
うずたかく積まれたワナ。片付け甲斐があります [提供:井の頭かいぼり隊]
高圧洗浄機が大活躍! [提供:井の頭かいぼり隊]

汚れを落としたワナは、破損箇所を点検します。カゴワナは、網の部分が生物に切られたり、水中にある杭や枝に引っかかって破れてしまうことがあります。毎週の防除作業の時にも破れを補修していましたが・・・やはり、見つけられていなかった破損箇所がありました! 来年に向けて、しっかり補修します。
 
ワナの破れを縫い縫い縫い・・・

新しいワナも製作しました。
アメリカザリガニ防除の分野では、近年、新しいワナが開発され、その改良版も考案されるなど、防除ツールが日進月歩しています。こうしたワナを参考に、井の頭池でもより捕獲効率の高いワナへの転換を進めて捕獲圧を強めています。
新型ワナは市販されていないので、材料を購入して手作りしています。
 
休日の駐車場はザリガニのワナ工場 [提供:井の頭かいぼり隊]

防除作業シーズン終了後の恒例となっている慰霊祭も行いました。活動の中で駆除した外来種たち、そして外来種に捕食されたりすみかを奪われたりした在来種たちを供養するために、持ち寄った果物や花束を供えて線香をあげました。
 
防除作業の重要性を心に刻み焼香します

こうした防除作業をする必要が無くなる日が来るよう願いながら、来年もまたアメリカザリガニの捕獲や普及啓発活動に取り組んでいきます。
 

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192