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井の頭池だより R2 10月

2020年10月27日(火) 冬鳥の到来


今年も井の頭池に冬鳥がやってきました。
井の頭池で見られる水鳥には、一年を通して見られる種類と、冬にだけ見られる種類がいます。カイツブリやカルガモ、アオサギなどは一年中見られる留鳥です。
 
カルガモ
カイツブリの親子 今年も井の頭池で複数のつがいが繁殖しました。

冬の井の頭池はさまざまな種類のカモ類で賑わいます。カルガモ以外のカモは、夏は北海道やロシアなどの北国で繁殖し、冬になると越冬のために井の頭池にやって来ます。今年も10月時点でヒドリガモ、ヨシガモ、キンクロハジロなどの飛来が確認されています。
 
ヒドリガモ [提供:井の頭かいぼり隊]
ヨシガモ オスの後頭部は美しい緑色になります(写真の個体は換羽途中)。
キンクロハジロのオス 白黒の体に黄色い眼をしています。

カモの仲間以外に、オオバンもやって来ています。黒い体に白いおでこが特徴です。
 
オオバン 水草を食べている様子がよく見られます。

ほかに水辺でよく見られる鳥として、ハクセキレイ、キセキレイなどのセキレイの仲間がいます。井の頭池では冬によく見られます。浅場の泥地や、水辺にある杭や岩の上でよく見つかります。
 
ハクセキレイ

公園内では、井の頭池の生きものリーフレット「秋冬の水鳥」を配布しています。水鳥のウォッチングポイントなどを紹介していますので、園内の散策のお供に、ぜひお手にとってご覧ください。
 

2020年10月20日(火) 水生生物の賑わい


かいぼりを軸とした自然再生の取組により、井の頭池では在来種の魚やエビ類などの生息数が回復しています。モニタリングやアメリカザリガニ防除のためにワナを仕掛けると、さまざまな種類の在来種が入ってきます。
 
モニタリングで捕獲された生きもの モツゴやウキゴリ、スジエビなどの在来種が目立ちます。[提供:井の頭かいぼり隊]

今年は在来種のエビ類が多く確認されており、9月のモニタリングでは計7つの張網で、スジエビ600匹以上、ヌカエビ200匹以上が確認されました。採れた在来種は、その場で種類と数を記録して池に戻しています。数百匹もの小さなエビ類を同定しながら数えていくのは時間のかかる作業ですが、在来種の回復状況を実感できるうれしい時間でもあります。
 
在来種のヌカエビ 3cmほどの小型のエビです。

秋になってからは、ニホンスッポンの幼体やモクズガニがよく見られます。ニホンスッポンは初夏に井の頭池の池畔で産卵し、秋には子ガメが孵ります。モクズガニは河口部で繁殖し、川を遡上しながら成長します。井の頭池で見られるモクズガニも、神田川を旅して井の頭池に到着したのでしょう。
 
500円玉サイズのニホンスッポンの幼体[提供:井の頭かいぼり隊]
モクズガニ[提供:井の頭かいぼり隊]

水生生物は園路からはなかなか見つけられないため、一見すると池の中には生きものが少ないように感じるかもしれません。しかし実際は、たくさんの在来種が生息しています。橋の欄干に設置されている「生きものサイン」やお茶の水池にある「井の頭池情報板」では、季節ごとに井の頭池の生きものたちを紹介していますので、ぜひご覧ください。
 
ギンブナを捕らえたカイツブリ 野鳥の食事の様子からも、池の生きものの様子を知ることができます。[提供:井の頭かいぼり隊]
生きものサイン 季節ごとに魚や水鳥、水草などを紹介しています。

 

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192