井の頭池だよりR2 9月

2020年9月22日(火) 外来水草コカナダモの駆除対策


昨年、水草のツツイトモが群生する様子が美しいと話題を呼んだ井の頭池。
しかし今年は、初夏にツツイトモが群生する中に外来種のコカナダモが目立ち始めました。9月現在、コカナダモは池全体に広がってしまっています。

 
コカナダモの切れ藻が漂う様子は陸上からもよく見えます。 [提供:井の頭かいぼり隊]

9月から活動を再開したかいぼり隊は、コカナダモの駆除対策に力を入れています。株を根元から抜き取る、漂っている切れ藻を網で集める、陸上に揚げる、シンブルな作業ですが、生育量が膨大なため、かなりの重労働です。どんな道具を使えば効率的に駆除ができるか、試行錯誤しながら作業しています。


 
小さな熊手をつけた自作の「引っかけ棒」を使用した抜き取り作業の様子 [提供:井の頭かいぼり隊]
丈夫な金網を使用したすくい取り作業の様子 [提供:井の頭かいぼり隊]
切れ藻を岸辺に寄せ集めて回収している様子

こうして集めたコカナダモは水分を含んで重いので、軽くしてから運び出すために、池の近くの陸上で一時的に乾かしておくことがあります。

 
回収したコカナダモの山 1日でリヤカー20台以上を抜き取った日もあります。 [提供:井の頭かいぼり隊]

橋や園路から近い場所で作業をしていると、来園者から「何をしているのですか?」とよく尋ねられます。外来種の水草が増えてしまったため抜き取っていることをお話しすると、園路からたくさん見えていた水草がツツイトモやイノカシラフラスコモではなかったことに驚く方もいます。ツツイトモが一面に広がった井の頭池の様子が印象に残っていたのでしょう。
在来種の水草が織りなす美しい光景を保っていくためにも、コカナダモ駆除対策を継続的に取り組んでいきたいと思います。

 

2020年9月8日(火) 井の頭かいぼり隊、活動再開!


新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため2月下旬から活動を見合わせていた井の頭かいぼり隊ですが、この9月より活動を再開いたしました。健康状態のチェックを行い、人との距離を適切に保つなど、十分に感染対策をしながら活動しています。

 
井の頭池に、かいぼり隊が戻ってきた!

池の中でのアメリカザリガニ防除作業は、昨年12月にワナを撤収して以来、実に9ヶ月ぶりです。安全ミーティングや危険予知活動を行った後に、生きものの見分け方をおさらいし、入念に準備体操をしてから、いざ池に出陣です!

 
久々の作業でケガをしないよう、まずはしっかり準備体操 [提供:井の頭かいぼり隊]

アメリカザリガニの捕獲はもちろん、池の在来種の生息状況を知ることもできるワナ上げ作業です。少しずつ感覚を取り戻しながら井の頭池全体に仕掛けてある約150基のワナを確認しました。今の時期はスジエビやヌカエビといった在来の小型エビ類が多く確認されています。ワナに入る数が多いので数えるのにも一苦労ですが、在来種が増加してきた証拠なのでうれしい悲鳴です。

 
このワナにはニホンスッポンが2頭も [提供:井の頭かいぼり隊]

活動自粛中も池の自然状況を気に掛けていた隊員は多く、中でも関心が高かったのは外来水草であるコカナダモの生育状況についてでした。今期は1回や2回の回収作業では駆除しきれないほどコカナダモが繁茂しているため、アメリカザリガニ防除作業の後にも少しずつ時間を割いて池底から引き抜いたり、切れ藻を回収したりといった作業を行っています。

 
引っかけ棒やタモ網を使ってコカナダモを回収しています [提供:井の頭かいぼり隊]

井の頭公園で活動中のかいぼり隊を見かけたら、応援よろしくお願いします。

 

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192