「かいぼり」とは
従来、農地等のため池では、農閑期に水を抜き、魚を捕獲したり、護岸の補修や点検等を行ってきました。これらは、ため池の機能を維持するために欠かせない管理作業の一つでした。
近年では、都市部の公園池などで、自然の浄化能力を活用した水質改善や、外来魚を駆除することによる生態系の回復を目指した「かいぼり」が行われる例が増えてきています。
井の頭池のかいぼりによる自然再生の取組
井の頭池のかいぼりスケジュール
かいぼりボランティアの概要
井の頭恩賜公園では、井の頭池の生態系の回復と水質改善を目的とし、「かいぼり」を行っています。より多くの方にこの取り組みに関わってもらえるよう、都民協働で実施してきました。かいぼりへの関心や経験などに応じて下記のような参加方法があります。
【井の頭かいぼり隊】・・・かいぼり隊の活動
池の排水後に、大勢のボランティアと一緒に魚を捕る際に、ボランティアのリーダーとしてイベントの進行を補佐し、捕まえた外来魚の記録作業、来園者への解説などを行います。また、年間を通じて池の生き物調査等にも関わるなど、長期的に池の自然再生事業に関わっていきます。
【おさかなレスキュー隊】
「井の頭かいぼり隊」であるリーダー達と一緒に、干し上がった池に入って魚を捕ったり、陸上での作業を行ったりする当日限定のボランティアです。ブラックバス、ブルーギルなどの外来魚を排除し、モツゴなどの在来種を救出します。
【体験イベント】
池干し期間中に、井の頭池の自然を学ぶ体験イベントを開催します。 普段は入れない池底をめぐり歩く「池底ツアー」などがあります。
【見学】
池干し期間中には、かいぼり事業についての解説や、捕獲した魚類の展示を行い、現在のかいぼりの状況を知らせる情報発信基地「かいぼり屋<かいぼりステーション>」を池のほとりに開設します。
干し上がった井の頭池の姿を見にぜひご来園ください。

かいぼり新聞
かいぼりについての情報を満載した新聞を発行しました。是非読んでみてください。
井の頭公園の掲示板にも貼り出してあります。
かいぼり報告会
2015年3月、2017年1月および2019年1月に、かいぼりの成果を報告し今後の井の頭池の自然再生について考える「かいぼり報告会」を開催しました。報告会の講演内容をまとめた資料集のPDFファイルは下記よりダウンロードできます。
2019年

- 日時:
- 2019年1月27日(日)
- 開場:
- 12:20
- 開演:
- 13:20~16:30
- 場所:
- 三鷹市公会堂光のホール(三鷹市野崎1-1-1)
- 定員:
- 350名
- 主催:
- 井の頭恩賜公園100年実行委員会
(事務局:東京都西部公園緑地事務所) - 協力:
- 東京吉祥寺ライオンズクラブ
2017年

- 日時:
- 2017年1月28日(土)
- 開場:
- 13:00
- 開演:
- 13:30~16:30
- 場所:
- 三鷹市公会堂光のホール(三鷹市野崎1-1-1)
- 定員:
- 350名
- 主催:
- 井の頭恩賜公園100年実行委員会
(事務局:東京都西部公園緑地事務所) - 協力:
- 東京三鷹ライオンズクラブ
東京武蔵野ライオンズクラブ
東京吉祥寺ライオンズクラブ
2015年

- 日時:
- 2015年3月8日(日)
- 開場:
- 13:00
- 開演:
- 13:30~16:30
- 場所:
- 三武蔵野公会堂ホール(武蔵野市吉祥寺南町1-6-22)
- 定員:
- 180名
- 主催:
- 井の頭恩賜公園100年実行委員会水と緑部会
- 特別協賛:
- 東京吉祥寺ライオンズクラブ