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河川の維持補修

 当事務所管内の河川の洪水等による災害発生の防止、流水の正常な機能の維持を図るため、河川の防災工事や維持工事を実施しています。
 また、周辺の都市化の進展に伴う河川環境の整備のため、河道清掃及び草刈りを実施しています。

河川防災・維持工事

 護岸の老朽化や天然河岸の浸食による崩壊及び流水による洗掘等が原因で発生する災害を未然に防止するため、河川防災工事や河川維持工事を行っています。
 河川防災工事は、令和4年度に案内川、山田川、浅川及び大沢川で施工しました。令和5年度も、案内川、山田川、浅川で引き続き河川防災工事を進めていきます。また、南浅川において、新たに河川防災工事を行っていきます。
 河川維持工事は、管内18河川で維持・補修を行うとともに、河川敷・管理用通路等の草刈・除草や、河道の清掃等を適宜実施しています。
  • 南浅川の写真
    南浅川
  • 湯殿川の写真
    湯殿川

案内川防災工事(高尾山口駅前)(完了)

 高尾山の玄関口である高尾山口駅前を流れる案内川において、老朽化が著しい護岸の再整備とともに、沿川の広場(公園)と連携し、親水空間を整備しました。(工事期間:平成31年3月~令和5年6月)
 ※一般開放は、案内川防災工事に引き続き実施される八王子市による公園整備の完成後となる予定です。
  • 案内川の整備イメージ
    案内川 整備イメージ(工事着手前作成)
  • 案内川防災工事完成後の写真
    案内川 防災工事完成後

近年の被災事例

 近年、台風や集中豪雨等により記録的な降雨が頻発し、全国で大きな水害が起きていますが、当事務所管内の河川でも災害が発生しています。

平成29年10月 集中豪雨

 平成29年10月21日から23日の集中豪雨は、高尾観測所で総雨量322ミリメートル、時間最大雨量41ミリメートルを記録し、南浅川では、石積護岸が約34メートルにわたり崩壊しました。被害の拡大防止のため応急仮復旧工事を行い、その後、本復旧工事を行いました。
  • 南浅川護岸被災後の写真
    護岸被災後
  • 南浅川護岸復旧後の写真
    護岸復旧後

令和元年10月 東日本台風(台風19号)

 令和元年10月12日から13日の降雨は、恩方観測所で総雨量617ミリメートル、時間最大雨量72ミリメートルを記録しました。当事務所管内河川では、浅川と南浅川で溢水が生じたほか、護岸が約180箇所で被災しました。被災箇所については、順次復旧工事を実施しました。
  • 川口川 被災後の写真
    川口川 被災後
  • 川口川 復旧後の写真
    川口川 復旧後

水防活動

 当事務所管内には18もの中小河川があり、台風などの集中豪雨時には洪水や溢水による災害の発生が懸念されます。
 そこで、当事務所では、水防に関する認識を高め、水防態勢の万全を期するため、毎年出水期前に水防連絡会を開催し、八王子市、日野市、国土交通省京浜河川事務所、消防署、警察署等水防関係機関と情報・意見交換を行い水防計画の周知を図るとともに、「東京都水防災総合情報システム」からの気象情報、河川水位(当事務所管内18箇所観測)、雨量(当事務所管内10箇所観測)等の情報を的確に伝達しています。
 これに加え、水防上注意を要する箇所の周知として、水防関係機関と合同点検を行い、現地の状況把握に努めています。
  • 水防連絡会開催状況の写真
    水防連絡会開催状況(5月25日開催)
  • 合同点検実施状況の写真
    合同点検実施状況(6月1日実施)

減災協議会・幹事会

 「東京都管理河川の氾濫に関する減災協議会」規約第5条に基づき、当事務所管内の実情に応じた減災に向けた取組の検討及び情報共有を行うため、「東京都管理河川の氾濫に関する減災協議会、南多摩西部建設事務所幹事会」を設置しています。
 本幹事会において、管内河川の特性を踏まえ、想定し得る洪水氾濫等に対し、円滑かつ迅速な避難や的確な水防活動、迅速な氾濫水の排水等を実施するため、各構成機関が一体的・計画的に取り組む事項について、「南西建管内河川の氾濫に関する減災に向けた取組方針」を取りまとめ、関係機関と取組の進捗状況を共有しています。
減災協議会・幹事会開催状況の写真
減災協議会南西建幹事会開催状況(5月25日開催)

お問い合わせ

東京都南多摩西部建設事務所
〒192-0046
東京都八王子市明神町三丁目19番2号(東京都八王子合同庁舎)
●水防活動・減災協議会について  工事課 工務担当     電話042-643-2648
●河川の維持・修繕について           工事課 維持担当     電話042-643-2656
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