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井の頭池だよりR4 11月

2022年11月10日 かいぼり隊の水上作業、今年も一区切り


今年度の井の頭かいぼり隊の水上作業が、11月で終了となりました。寒くなるとアメリカザリガニなどの水生生物の活動量が低下し捕獲効率が下がるため、冬の間は捕獲作業を取りやめ、ワナを池から撤収します。
 
池に浮かぶかいぼり隊員も一旦見納めです[提供:井の頭かいぼり隊]

池全体に仕掛けた約180基のワナを4回に分けて全て引き揚げました。井の頭かいぼり隊は、1期生が活動を初めて今年で10年目。長年の経験による見事な協力技で次々とワナを分解・洗浄し、あっという間に片付けていきます。洗い終わったワナは、冬の間に穴が空いていないかなどをよく点検します。作業シーズン中も破損を見つけ次第補修していますが、より丹念に点検して、一つの穴も取りこぼさないよう直していきます。こうして破損箇所を補修したり、新しいワナを作成したりしながら、来シーズンの捕獲作業再開に向けて備えているのです。
 
洗浄作業もお手の物![提供:井の頭かいぼり隊]
小さな穴も見落とさないよう細かくチェックします

この洗い物などを行っているかいぼり隊の活動拠点ですが、これまで利用していた西部公園緑地事務所の庁舎建て替えに伴い一時的に移転しました。期間は2年間程度の予定です。公園から井の頭文化園(動物園)側に渡る歩道橋の脇にある白い仮設の壁で囲われた場所です。せっかく白く広い壁面があるので、井の頭池の自然再生の取組についてお伝えしている「かいぼり新聞」のバックナンバーなど、普及啓発ツールを多数掲示しました。かなり読み応えのある内容になっていますので、ぜひ足を止めてじっくりとご覧ください。
 
アメリカザリガニの影響やイノカシラフラスコモについての詳しいも解説あります


 

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192
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