井の頭池だよりR3 4月

2021年4月27日(火) かいぼり隊、今期の活動スタート!


【井の頭かいぼり隊は4月から活動を再開していましたが、緊急事態宣言の発出にともない4月25日から再度、活動を休止中です。】
 
本年度のかいぼり隊活動は、アメリカザリガニ駆除活動の道具の補修からスタートしました。アメリカザリガニは水草や水生生物に被害をおよぼすので、ワナで捕獲しています。今回の活動では、ワナに入ったアメリカザリガニが逃げ出さないように、網が破れていないかを丹念にチェック。小さな穴も、糸で補修しました。

 
写1 静かにワナを縫う光景

補修したワナは、トラックに積み込んで池畔へ運びました。

 
写2 井の頭池行きトラックに積込中
写3 二人一組でワナの組み立て (撮影:井の頭かいぼり隊)
写4 できあがったワナ

組み立てたワナは、池の岸沿いに設置していきます。ワナは100個以上あり、組み立てから池の全周に設置するまで3日かかりました。今後、週2回のアメリカザリガニ駆除活動は11月まで行います。

 
写5 設置場所まではワナを水上運搬

池の周辺で、水辺環境の保全作業も行いました。井の頭恩賜公園では、雨の日に園路から泥水が直接、池の中に流れてしまい、池の濁りの原因になっています。
こうした問題を防ぐため、泥水を地中に染み込ませる空堀(からぼり)の整備を行っています。空堀は、池に泥水が流入する各所に設置されており、ひとつひとつは小規模ですが、泥水の流入防止に大きな効果があります。

 
写6 雨の日に空堀に水が流入している様子

なお、空堀では、年に1、2回、たまった泥を除く作業をしています。
4月の作業では、ボート池周辺に10ヶ所ほどある空堀を手入れして回りました。

 
写7 狭い場所に、細長い空堀

泥水の未対策箇所に、新しい空堀も整備しました。新設した空堀は、雨の日に流入状況を確認し、必要な手直しをしながら完成させます。

 
写8 このくらい掘れば十分かな?

本年度、かいぼり隊に新メンバーが加わりました!
4期生として新たに28名のボランティアが加わり、総勢58名となりました。井の頭池の環境を良好に保ち、さらによくしていくために、アメリカザリガニやコカナダモの駆除、水辺環境の保全作業、普及啓発活動などに引き続き取り組んでいきます。
 

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192
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