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井の頭池だよりR2 12月

2020年12月23日(水) 湿地環境・葦島の整備


井の頭池ではかいぼりで水を抜いた際に、お茶の水池と弁天池に浅場を造成しました。日頃から井の頭かいぼり隊が手入れを行い、池の中の大切な湿地環境となっています。
 
井の頭池には浅場のほかにも湿地環境があります。それが、七井橋左岸の上流側にある「葦島」です。
 
2020年春の葦島の様子

葦島は、井の頭池に水生植物が繁茂していたかつての状況を復活させる目的で1960年代に造られました。その後は自然の推移により、小鳥が運んできた種子から発芽したシュロやトウネズミモチなどの常緑樹が繁茂したため、葦島造成当初の環境に戻すための取組が始まりました。平成29年度のかいぼりの池干し期間に、木杭の補修や流出した土壌の充填を行い、その後は井の頭かいぼり隊などが維持管理作業を行っています。
 
地盤をなだらかに整備する作業(2020年1月撮影)
ヨシの刈り取り

常緑低木が生い茂り薄暗くなっていた葦島は、こうした取組によって明るい湿地環境に変わりました。現在の葦島では、多くの湿生植物が確認されています。カンエンガヤツリやジョウロウスゲなど、東京都レッドリストに掲載されている希少種も生育しています。明るく開けた湿地では、バンなどの水鳥が食物を探したり、シオカラトンボが産卵したり、さまざまな生きものによる利用が確認されています。これからもこの湿地環境を守っていくため、保全作業を続けていきます。
 
カンエンガヤツリ
湿地で食物を探すバン

葦島再生の取組は、現地の看板でも紹介しています。近くをお通りの際はぜひご覧ください。
 
紹介看板は、めくって読める仕掛けつきです。

 

2020年12月16日(水) アメリカザリガニ捕獲作業、今年も無事終了


今シーズンもアメリカザリガニ捕獲作業が終了しました。11月下旬から全150基のワナを段階的に撤収していき、12月中旬には全てのワナが池から引きあげられました。
 
フローターに乗っての活動も来春までお休みです。

池から引きあげたワナは、解体してパーツごとに分けて洗浄していきます。
かいぼり隊員は、ワナの解体や洗浄もお手の物!あっという間に撤収作業が進んでいきます。
 
ワナを手際よく解体していくかいぼり隊
ワナ本体を洗うチーム
こちらは浮きを洗うチーム

汚れを落としたら、次は破損がないかを点検していきます。普段からワナ回収作業中であっても穴を見つけ次第補修をしていますが、水上で作業をしながらでは見落としてしまうこともあります。ワナに入ったアメリカザリガニを取り逃がしてしまわないよう、冬の間に丁寧に修理をして、来シーズンの捕獲作業に備えていきます。池の中での作業が終了しても、アメリカザリガニ捕獲のためにやるべきことはたくさんあるのです。
 
破損箇所を見落とさないよう丁寧にチェック

毎年、捕獲作業が終わる頃に慰霊祭を行っています。駆除をしてきた外来種だけでなく、活動の中で命を落としてしまった在来種たちも供養します。
 
外来種防除の重要性を改めて心に刻みます

外来種駆除の必要が無くなる日が来るよう、これからもアメリカザリガニ捕獲や普及啓発などの防除活動に取り組んでいきます。
 

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192