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平成29年台風21号における中小河川のストック効果

平成29年台風21号について

 平成29年10月16日3時に、カロリン諸島で発生した台風21号は、発達しながらフィリピンの東海上を北上し、20日21時には中心気圧935hPa、最大風速45m/sの超大型で非常に強い勢力の台風に成長しました。その後、23日3時頃に大型の強い勢力を保ちながら、静岡県掛川市付近に上陸し、明け方に東京地方を通過しました。上陸時の中心気圧は950hPa、最大風速は40m/s、中心から220km以上の広い暴風域を伴っていました。
 多摩地域を中心に豪雨となり、八王子市の片倉雨量観測所では、総雨量345mm(過去15年で最大)、時間最大53mmを記録しました。
 東京は、過去に度重なる水害に悩まされてきました。
 人口や資産が集中する東京において一度水害が起こると、甚大な被害が発生します。

平成29年台風21号における中小河川のストック効果

 区部の台地や多摩の中小河川では、昭和44年から時間降雨量50mm規模に対する洪水対策を実施。
 中小河川のストック(平成30年度末)は、護岸整備率68%、治水安全度達成率80%、28調節池(総貯留量256万m3)となっています。
 平成29年10月の台風21号においては、都内28調節池のうち、14調節池に洪水を取水しました。
 過去の同規模の台風と比較しても、浸水被害は着実に減少しています。
 ※治水安全度達成率・・・護岸整備率に調節池等の整備の効果を加えた達成率
 

お問い合わせ

東京都河川部計画課中小河川担当
電話03-5320-5414

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