『シロオリックスの誕生』
多摩動物公園 松井由希子
多摩動物公園のサバンナで、2頭のシロオリックスの赤ちゃんが誕生しました。6月5日に“モンブラン”がオスの“モンド”を、6月22日に“サフラン”がメスの“サラ”を相次いで出産しました。どちらも、朝産室をのぞくとすでに出産は済んでおり、きれいに体が乾いて目をぱちりと開いた仔の姿を見つけました。しっかりとした様子で無事の誕生に安心しました。初産だったサフランを特に心配していましたが、落ち着いたお母さんぶりで、仔は2頭ともすくすくと順調に育っています。
多摩動物公園のサバンナでは、キリンやシマウマなどたくさんの動物達が一緒に生活しています。
サバンナに隣接するフェンスで区切られた小さな運動場へ親子を初登場させると、キリンやシマウマ達が、なんと仔に興味津津でフェンス越しに大集合してきました。こんなふうに囲まれておびえてしまったり、蹴られたりしたら大変です。元気いっぱい走り回る仔の姿を見ると、早く広い運動場へ出してやりたいところですが、もう少し成長を待ってデビューさせる予定です。
シロオリックスは、野生ではすでに絶滅し、動物園などの飼育環境にしか残っていない動物です。本来の生息地である北アフリカでは、飼育下繁殖個体の野生復帰が計画されています。
多摩動物公園でも飼育繁殖に力を入れています。生まれたこども達がいつかアフリカへ里帰りする事があるかもしれません。夢のような話ですが、そんな風に考えるとわくわくしてきます。
新しいサバンナの仲間となった2頭を、どうぞみなさんも見守って下さい。
サバンナに隣接するフェンスで区切られた小さな運動場へ親子を初登場させると、キリンやシマウマ達が、なんと仔に興味津津でフェンス越しに大集合してきました。こんなふうに囲まれておびえてしまったり、蹴られたりしたら大変です。元気いっぱい走り回る仔の姿を見ると、早く広い運動場へ出してやりたいところですが、もう少し成長を待ってデビューさせる予定です。
シロオリックスは、野生ではすでに絶滅し、動物園などの飼育環境にしか残っていない動物です。本来の生息地である北アフリカでは、飼育下繁殖個体の野生復帰が計画されています。
多摩動物公園でも飼育繁殖に力を入れています。生まれたこども達がいつかアフリカへ里帰りする事があるかもしれません。夢のような話ですが、そんな風に考えるとわくわくしてきます。
新しいサバンナの仲間となった2頭を、どうぞみなさんも見守って下さい。