※こちらは、令和8年6月5日(金)から6月7日(日)に開催したオープンハウスで公表した資料です。 1ページ 日比谷公園 第一花壇・心字池周辺の改修について 「バリアフリー日比谷公園プロジェクト」に基づき、今回のオープンハウスでは、第一花壇・心字池周辺の改修に関する内容をお示しします。 第一花壇や心字池は、明治36(1903)年の開園当初から大きな地形の改変はなく、現在に継承してきていることから、今回の改修でも大きく地形や地割を改変することなく、バリアフリー化等の改修を行います。 歴史 ・第一花壇は、日比谷公園の開園当初から存在するシンメトリカルな整形式庭園であり、洋花などの園芸文化の発信や花壇博覧会など国際親善の場として先進的な役割を果たしてきました。 ・心字池周辺も、日比谷公園の開園当初から存在し、江戸城日比谷見附の石垣の遺構をそのまま残しています。この内側には旧時の濠池をしのぶため心字をくずした形の池をつくり、噴水や四阿、護岸や石組、マツなどを配することで日本庭園の趣きを漂わせています。 ・日比谷見附跡や心字池の「和」と第一花壇の「洋」と和洋折衷の日比谷公園を象徴する空間として存在してきました。 ・有楽門周辺は、公園整備や地下鉄や道路工事などの影響が生じるごとに改変してきた経緯があります。 以下3つの画像について、第一花壇・心字池周辺エリアを赤枠で囲った図 開園時(明治36(1903年)) 開設当時の公園平面図 昭和7(1932)年 当時の平面図 昭和59(1984)年 航空写真 現状の課題 心字池(護岸)の写真 心字池と見附石垣の写真 ○ 歴史の継承 ・心字池は経年により護岸が変形したり、植栽により埋もれてしまっている箇所があります。 周辺部(日比谷通り側)の写真 有楽門付近の写真 ○ 視認性の確保・周辺とのつながり創出 ・公園外周部は柵の存在や植栽の密集により公園が外部と分断されており、少々暗い印象があります。 第一花壇(洋花・施設配置)の写真 第一花壇(外周の生垣)の写真 ○ 花壇の再生 ・開園当初から洋花が植栽されていますが、花に近づける場所を設けるなど更なる魅力向上を図るポテンシャルを有しています。 ・花壇外周にある生垣が高く育っており、外から花壇が見えづらい状況です。 ○ 誰もが利用しやすい施設 ・誰もが身近に花を楽しめる空間づくりが求められています。 心字池(見附上部へのアクセス)の写真 周辺部園路(日比谷通り側)の写真 ○ 誰もが利用しやすい施設 ・見附石垣上部には階段でのアクセスのみとなっています。 ・公園外周部の園路には不陸があるほか、雨天時のぬかるみ等への対策が必要です。 2ページ 改修の方針 ○ 歴史の継承 ・心字池の護岸や日比谷見附の石垣を適切に保全 ・第一花壇の骨格や都民から愛されている洋花などを継承 ○ 花壇の再生 ・誰もが四季折々に花の香りや色彩が楽しめるよう、バラを中心とした魅力ある植物を植栽 ○ 誰もが利用しやすい施設の再整備 ・第一花壇にベンチやパーゴラなどを設置するとともに、植栽地内に新たな細園路を整備し、花を身近に楽しめ、くつろげる空間を創出 ・だれもが日比谷見附石垣上部にアクセスできるようスロープを設置 ・不陸の解消やぬかるみ対策のために舗装を行い、アクセスビリティを向上 ○ 視認性の確保・周辺とのつながり創出 ・花壇の外側からでも花壇を認識できるよう、生垣の高さを変更 ・公園外周部からの視認性を向上させ、歩道から出入り可能となるよう、日比谷通りや晴海通り沿いの外周柵などの撤去や既存植栽を見直し ・夜間でも利用しやすい環境を確保するよう、公園外周部の照明を増設 現況平面図 計画平面図:第一花壇にベンチやパーゴラが設置され、花を楽しめる細園路が整備されている 将来イメージ図(第一花壇):開園当初からのシンメトリーな骨格を継承しつつ、豊かな洋花に囲まれた開放的で誰もが散策しやすい空間のイメージ ※平面図やイメージ図は、参考的に表現したものです。実際の形や色は変更となる場合があります。 3ページ 魅力向上 誰もが利用しやすい施設 ・第一花壇にはベンチや日陰となるパーゴラを配置し、いつでも誰もがくつろげる空間とします。 ・花壇の高さに変化を設け、車いす利用者など様々な高さの目線で花壇を楽しめるようにします。 ・日比谷見附石垣上部へ繋がるスロープを整備します。 ・園路や石垣階段は既存の線形を最大限生かして改修し、歩きやすくします。砂利や土の園路は透水性舗装に改修します。 ・地下鉄日比谷駅出入口付近を改修し、公園に直接アクセスできるようにします。 見附上部へアクセスできるスロープ(イメージ)図:見附石垣に沿うように手すり付きの緩やかなスロープが新設され、階段を使わずに誰もが見附上部へ上れるようになるイメージ レイズド花壇(他公園の事例)のイメージ図:地面よりも一段高く立ち上げられた長方形のブロック状の花壇に、色とりどりの草花が植えられており、車いすの利用者や子どもなど様々な目線の高さからでも間近で花を楽しめるようになっているイメージ ※copilot(Microsoft社)を使用し、現地写真をAI画像加工。 第一花壇・心字池周辺の計画平面図:ベンチ、パーゴラ、バリアフリー動線、地下鉄出入口までの動線を示している 花壇の再生 ・四季折々に咲く花を植栽し、花の魅力を発信します。 ・花壇内に細園路を整備し、近くで花を楽しめるようにします。 ・花壇を取り囲む生垣の剪定等を行い、高さを抑えることで外側からも花壇を見通せるようにします。 第一花壇(鳥瞰イメージ)図:現在の第一花壇の園路の外側からも花を楽しめる細園路が追加されたイメージ図 樹木の取扱い ・樹木は可能な限り現在の位置に残すこととしています。(生態系に影響を及ぼす外来種※は撤去) ・小音楽堂側のシンメトリー創出のため、対となる樹木を植えます。護岸の保護やスロープの整備、視認性の確保等に影響がある樹木は樹木診断を行った上で、公園内に移植します。 ※もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことを外来種といい、外来種の中でもその地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性をおびやかすおそれのある外来種は今回の再整備に合わせて撤去することとしています。今回のエリアではトウネズミモチ等が該当しています。 図 第一花壇・心字池周辺の樹木について、既存樹、新植樹、移植樹、撤去樹の配置イメージ図 視認性の確保・周辺とのつながり創出 ・有楽門の幅を広げて、樹木の下枝を剪定することで有楽門入口から見附石垣など園内が見えるようにします。 ・公園外周部にある柵などを撤去し、既存植栽を見直すことにより視認性を向上させ、歩道から出入り可能な外周部に改修します。 ・公園外周部に照明施設を増やして明るくして夜間でも利用しやすい環境にします。 有楽門付近(イメージ)図:門の幅が広がり、開放的な石畳の入り口から奥にある見附石垣や、そこへ新設される緩やかなスロープまでがすっきりと見渡せるイメージ 日比谷通りから公園内を見た様子(イメージ)図:外周の柵や視界を遮る植え込みが撤去され、地下鉄出入口や新設する見附上部へアクセスできるスロープが、日比谷通りから見通せるイメージ ※平面図やイメージ図は、参考的に表現したものです。実際の形や色は変更となる場合があります。 以上